Windows Home Server 用の更新プログラム KB979453 について

WHS全般

本日から、Windows Home Server 用の更新プログラム (KB979453) が配信されています。

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今日は、この更新で改善された機能や、留意点についてご説明します。

改善された、ベアメタルのHDD等に対するクライアントとリストア実施時の、ボリューム自動作成機能

Windows 7 では、クリーンインストールする際に 自動的にシステムが 100MBの システム予約(System Reserved)領域を作成し、そこにBCDストアを格納するように なっています。これによって、クライアントのリストア時に、ユーザーが意図しない隠しパーティションが存在していることで、特にベアメタルHDDへのリストア時には手動でボリュームを作成する必要があることを以前、[FAQ]Power Pack 3 で Windows 7 の バックアップとリストアでご紹介しました。

今回配信されたWindows Home Server の更新では、リストア時にバックアップされていたボリューム構成から、必要に応じてリストア先に対して自動的にボリュームを作成する機能が追加されました。ユーザーはWindows 7 でも特段意識する必要なくリストアをできるようになります。

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次の画面で、新たに追加された[ウィザードでコンピューターを完全に復元する]機能を使うか、従来通りの[復元するボリュームを選択する]かを選択出来ます。

今回改善された機能:
[ウィザードでコンピューターを完全に復元する]

従来通りの機能:
[復元するボリュームを選択する]

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バックアップに含まれるボリューム(パーティション)の数とサイズから、自動的にリストア先のHDDにもパーティションを作成 バックアップに含まれるボリューム数、サイズがリストア先HDDのボリューム数、サイズと合わない場合は自身の手でボリュームを作成する必要がある。
【参考】
[FAQ]Power Pack 3 で Windows 7 の バックアップとリストア
Windows Home Server のバックアップを使用して非表示のシステム パーティションを含むホーム コンピューターを復元する方法

以降は従来通りリストアが終了するまで待つのみです。

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Windows Update 後の留意点

(1) WHSコンソール及びWHSコネクタの警告について

Windows Update 後、WHSのコンソール及びクライアントPCのWHSコネクタから「ドメイン名を再構成してください」といった警告が表示されるかと思います。
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これは、証明書がアップデートされたことに伴うものですので、大変お手数ですがこの場合再度手動でドメインの構成ウィザードを実施する必要があります。
WHSコンソール>設定>リモート アクセス>構成 を押下し、再度ドメインの構成ウィザードを実施してください。

(ドメインの構成ウィザードはクライアントPCからWHSコネクタ経由またはリモートデスクトップ接続経由で実施する必要があります。ローカルコンソールから実施すると失敗する場合がありますので、留意してください。)

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(2) ・・・
これは大した問題ではないかもしれませんが、更新後WHSコンソールの OK 、キャンセル ボタンが全て [OK]、[キャンセル]といった表記になります。これは今回の更新に伴うもので、皆さんのWHSがおかしくなった訳ではないので、その点ではご安心ください。

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