APN設定は初心者にとって鬼門
MVNOのSIMを初心者が利用する際につまづくのが、APN(アクセスポイントネーム)と認証情報(ユーザー名、パスワード)の設定です。
ASUSのZenfone Goでは、多くのMVNO APNがプリセットされていることから、かなりのMVNOで契約有効なSIMを刺してAPNを選択するだけで通信が可能となります。
APNの選択という手間はあるものの、APNや認証情報の設定値自体を入力する必要はないことから、初心者が利用する際にもハードルはかなり下がるといえます。
しかし、端末とSIMがそれぞれ別個に販売されることが圧倒的に多いMVNOでは通常、端末に対してAPNを入力することが前提のマニュアルやガイドになっていますし、プリセットされていてもこういった選択操作が必要です。
キャリアが自社網に最適化して販売する端末はSIMを刺すだけで利用できるのとは大違いです。こういった設定が苦にならないリテラシーを有する層でないと、まだまだMVNO SIMはハードルが高いでしょうし、キャリア契約SIMをこういったSIMフリー端末で利用するのもハードルが高くなります。
プリセットされたAPN
Zenfone GoにプリセットされたAPNは以下の通りです。以下に掲載されているAPNを利用するMVNOなら、設定はかなり楽になります。
メモリ解放は初心者にとっても上級者にも嬉しい
ASUSのZenfoneシリーズには、ZenUIアプリが多数用意されていますが、その中でもお勧めなのはメモリ解放機能のある、ASUS Mobile Managerアプリです。
ホーム画面から指2本で上から下にスワイプすると、下のような画面がでてきます。
「メモリ解放」を押下すると、アプリが占有したままのメモリ領域を開放してくれます。
たった数操作でメモリ解放され、またアプリによるバックグラウンドでの電池消費が無くなることで電池の持ち時間も改善されます。
この手のアプリケーションは無料で用意されているものもPlayストアにありますが、アプリへの信頼性の面で不安があります。アプリがわからない初心者だけでなく、むやみやたらにアプリを入れることが危険と理解している上級者にとっても端末メーカーがこういうアプリを用意してくれていることは大きなプラスだと思います。
上級者にとってもZenfoneのコスパはお勧め
MVNO初心者にとってこの端末はお勧めと書いてきましたが、上級者にとってもZenfoneシリーズはその高いコストパフォーマンスからかなりオススメできる端末になっています。
Zenfone Goをしばらく使ってみましたが、操作のもたつきは引っかかりなどもほとんどなく、かなり快適に使えました。
上級者が気楽に使い倒せてパフォーマンスもそこそこ良い端末として、あるいは家族に持たせる端末としてZenfoneを選択するのも悪くないと思います。
Zenfone Goが買えるMVNO
Zenfone GoをSIMとセットで販売しているMVNOには以下のようなMVNOがあります。
- IIJmio
- Nifmo
- OCNモバイル(gooSimSeller)
- UMobile
- LEQUIOS mobile
ASUS Webショップ
ASUS Webショップでは、IIJmioのSIMをセットで購入できます。