現在カリフォルニアで、SNIA SDC(Storage Developer Conference) 2015が開催されています。カンファレンスの模様をメモした内容がRaw notes from the Storage Developer Conference 2015 (SNIA SDC 2015) – Jose Barreto’s Blog – Site Home – TechNet Blogsで公開されています。
ざっと斜め読みをして個人的に気になったのは以下の2つです。
ReFS v2がWindows Server 2016 TP4でお目見えを予定
ReFS v2はTP4で利用可能になる予定で、VMでの信頼性向上やパリティの効率化、読込キャッシュなどの実装が予定されているようです。
Shared Nothingの次は、Ethernet Connected JBOD?
Microsoft の Jim PinkertonがEBOD(Ethernet Connected JBOD)について言及しているようです。Shared Nothingで、SASファブリックからの解放を狙うWindows Server 2016ですが、さらにEhternet fabricで接続したDASを用いた安価かつ信頼性の高いストレージの実現を目指しているのかな?という印象を受けました。専用製品ではなく、ただのJBODをただのEthernetで接続し、それを仮想ストレージとしてまとめあげる、そんなSDSでしょうか。
今後も発展が期待されるストレージ
4Kの普及も見据え、ストレージに対するパフォーマンス、スケーラビリティ、耐障害性、低コストなどの要求は高まるばかりです。フラッシュメモリを利用したストレージや、テープメディアの復権など、今後のトレンドを押さえる上で、SDCのセッション資料は大変参考になりそうです。SDC2015のプレゼン資料は後日PDFで公開されると思いますので、そちらを楽しみにしています。