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WHSでPHPアプリを動かす

Add-in:WHS PHP Installer & MySQL Installer for WHS
WHSにPHPとMySQLをインストールしてくれるAdd-inをご紹介
しました。

今回はAdd-inインストール後、実際にOSSのPHPアプリを
WHS上で動かしてみます。
鳩の谷の街さんのブログでも、WordPressをインストールして
みる。
というエントリーでWordPressのインストール方法が紹介されて
いますので、併せてご覧頂けるとよろしいかと。)

まず PHP Installerをインストールしたら、
http://SERVERNAME/test.php
に接続します。

このような画面が表示されれば正しくインストール出来ています。
次に、MySQL Installerをインストールしたら、
https://SERVERNAME/pma
に接続します。

このような画面が表示されたらインストールが正しく完了しています。
このphpMyAdminはブラウザ上からMySQLを設定出来るPHPアプリ
なのですが、Add-inを使ってインストールすると英語表示しか出来ません。
しかし、このPHPアプリ自体は日本語化もされているので、せっかくなら
日本語表示可能なようにしてしまいましょう。
phpMyAdmin – Download からall-languagesバージョンの
zip をDLし解凍します。
WHS上のC:\Inetpub\wwwroot\pmaにLangフォルダがあります。

このLangフォルダの中に、先ほどDLしたall-languagesバージョン内
のLangフォルダの中身をすべてコピーします。

その後Langフォルダのプロパティを開き、[セキュリティ]>[詳細設定]
>[子オブジェクトすべてのアクセス許可エントリを~]チェックボックスに
チェックをつけ、[適用]を押下します。
完了したら、再度https://SERVERNAME/pma
にアクセスすると、以下の様に日本語を選択出来る様になります。

ユーザー名: root、パスワード[空白]でログインします。

鳩の谷の街さんのブログで指摘されている通り、rootパスワードは
変更しておきましょう。

これでほぼ環境構築自体は終了です。
試しに、Galleryという写真/ビデオの共有等が出来るアプリを
入れてみました。コメントをつけることも出来るので、Whiistより
さらに一歩進んだ 使い方が出来るかと思います。

また、Xoopsというポータルアプリも入れてみました。

(こちらはまだ入れただけなので、寂しい状態ですが)

インストールするOSSアプリは、Install Maniax Blog から見繕って
みました。インストール方法も記載してあるので、ここを見ただけで設定
もインストールも出来てしまいました。ありがとうございます。

このようにWHSでPHPアプリを手軽に動かすことが可能です。
Install Maniax Blogで紹介されているPHPアプリケーションの中には、
SOHOで使えそうなものが多々あります。グループウェアとか、社内SNSとか、
プロジェクト管理とか。WHSの幅を広げる使い方として特にSOHOで
お使いの方、こういう使い方はいかがでしょうか??

最後になりますが、データベースを入れたり、PHPの動く環境を構築
するということは、それだけWHSに脆弱性をもたらすリスクが大きくなります。
ただでさえ個人情報満載のWHSですから、このような用途をされる際には
セキュリティについては十分配慮/研究の上実施されることをお勧めします。

# 最後に蛇足ですが、PHPアプリで文字化けする場合は、
DBを作成する際の照合順序を PHPアプリに併せて変えてあげる
必要があるかと思います。Xoopsの場合は ujis_japanese_ciに
変えましたが、Galleryは特に変えずに正しく動きました。

# phpMyAdminのセキュリティ設定はphpMyAdmin のインストール
を参考にしました。

ださっち: