記憶域プール上にReFSで作成した仮想ディスクがRAW状態になる、ファイルにアクセスできなくなる事例が起きているようです。その際、メタデータの不整合に関するエラーが記録されているようです。
国内のフォーラムでも、何度か同様の事例をみかけたのですが、対応ができず苦慮していました。
米国のTechNetフォーラムで報告されているスレッドは、ReFs RAW and volume data inconsistency?になります。
スレッドをみていると、いくつかの情報が。
- Windows Updateによる再起動後、ReFSのボリュームが認識されなくなるようだ。
- しかし、フルシャットダウン※/コールドブートによる再起動をすると認識されるっぽい。
(※通常のシャットダウンではなく、Shiftキーを押しながらシャットダウンを押下したり、デスクトップでAlt + F4を押下してシャットダウンを実行する) - 同様の事例にあった方が、データのサルベージを試みようとして、いくつかのツールを試したが、その中でR-TT社のR-Studio(統計ツールのR関連のソフトと紛らわしい!)でファイルを救出できた。
Data Recovery Demo and File Recovery trial software downloadDownload data recovery demo software to check file recovery capabilities.
この問題に対して、Feedbackのポストも上がっていますので、該当する事例に遭遇された方はぜひ投票をお願いします。
ReFs RAW and metadata inconsistency issues
なお、記憶域スペースの仮想ディスクにアクセスできなくなる問題について、[FAQ]記憶域スペースで「重大な書き込みエラーのためオフラインになっています」とのエラーが表示されてディスクにアクセスできないにもまとめてみましたので参考になれば幸いです。