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Windows Server 2019ではStandardエディションでも記憶域レプリカ(Storage Replica)が利用可能に

Windows Server 2019 の最新のInsider Preview Build 19650が公開されました。

Windows Server 2016ではDatacenter エディションでしか利用できなかった記憶域レプリカ(Storage Replica)が、今回のプレビューからはStandardエディションでも利用できるようになっています。

記憶域レプリカとは?

記憶域レプリカは、Windows Server 2016以降で実現した、高価な専用のハードウェアを利用せず、OSの機能だけで実現できるストレージ同期技術です。具体的には、以下の3つの構成をとることができます。

参考:記憶域レプリカの概要

1.共有記憶域を使用したストレッチ クラスター レプリケーション

1つのクラスターを異なるサイト間に跨って展開することができます。一方のサイトの障害時にも、別のサイトのノードにフェールオーバーすることで、クラスターは継続稼働できます。

参考:共有記憶域を使用したストレッチ クラスター レプリケーション

2.クラスター間の記憶域のレプリケーション

異なる(物理/論理)サイトに存在する異なるクラスター間で、データを複製します。一方のサイトの障害時には、別のサイトのクラスターにフェールオーバーすることで、ワークロードを継続することができます。

参考:クラスター間の記憶域のレプリケーション

3.サーバー間の記憶域レプリケーション

異なる(物理/論理)サイトに存在する異なるサーバー間で、記憶域を複製することができます。片方のサーバーの障害時にも、別のサーバーにフェールオーバーすることができます。

参考:サーバー間の記憶域レプリケーション

Windows Server 2019 Standardエディションでの記憶域レプリカ

Windows Server 2019 Standardエディションで記憶域レプリカ スタンダードを利用する場合、Build 19650時点では以下の制約があります。

  • 1つのパートナーシップ
  • 複製対象のボリュームは1つ
  • ボリュームサイズは最大2TBまで

現時点では制約はこれだけですので、クラスター構成でも利用できますし、同期(Sync)/非同期(async)も両方サポートされています。

ただし、この制約は将来変更となる可能性があります。

参考:Announcing Windows Server 2019 Insider Preview Build 17650

ださっち: