世界バックアップデー(World Backup Day)をご存じでしょうか?この名前を聞いたことがある方は少ないかもしれません。
日常生活の中で日々増えていく記録、思い出の中心がデジタルデータになり久しくなりました。必要な時にすぐ参照できる、さっと見つけ出して思い出せる・シェアできる反面、記録媒体の破損・劣化によるデータ消失がもたらす喪失ダメージは増すばかりです。
「エイプリル・フールが現実にならないように。」というフレーズのもと、毎年エイプリルフールの前日の3/31を世界バックアップデーとして定め、大切なデータをバックアップしようという啓発が業界団体により行われています。
バックアップソフトを使ってバックアップを取ろう
このサイトでもこれまで紹介してきた、PCやスマホなど向けの各種バックアップソフトを提供するAOMEI社では、世界バックアップデーにちなみ、今年も2022年3月14日~2022年4月2日までの期間中、従来有償で販売している同社製バックアップソフトウェアの一部を無料公開するそうです。
製品名 | 機能 | 通常価格 |
AOMEI Backupper Professional | Windows PC のバックアップ | $39.95 |
AOMEI MBackupper Professional | iPhone, iPad and iPodのバックアップ | $29.95 |
CBackup | Windows PC やクラウド上のデータの、クラウドへのバックアップ | – |
AOMEI Data Recovery Assistant for iOS | iOS デバイスのデータ復旧 | $39.99 |
対象製品については、以下のサイトからダウンロードが可能です。Zipファイルの中のreadmeファイル内に、ライセンスコードが記載されています。昨年同様、ライセンスコードは期間中の3/14~4/1のアクティベーションのみ可能で、1年間のフリーライセンスになります。
興味のある方はダウンロードとライセンスアクティベーションをして、大事なデータのバックアップを早速取ってみてはどうでしょう。
ストレージは消耗品。バックアップ用のストレージを更新しよう
NASやサーバーでデータを格納しているストレージ、時には正常性を確認したり、交換をしていますか?
ハードディスクやSSDは壊れないかぎり交換しないという方も多いと思いますが、実際には消耗品。こまめにチェックして、怪しい兆候がみられるときは早めの交換がお勧めです。
数年前に購入したHDD、SSDであれば、現在は同程度の投資をしてディスクを交換することでさらに容量の拡大も期待できるでしょう。思い立った時に交換しておくことが、思わぬデータロストの予防につながります。
自宅にNASを買おう!
データはすべてオンラインストレージにバックアップという方も今は多いと思います。
昨年はGoogle フォトが無料サービスを終了し、移行先に悩まれた方もおおかったと思いますが、無料のオンラインサービスはいつ改悪されるか不安です。また、特に海外における昨今の物価上昇を考えると有料オンラインサービスも値上げの一途でしょう。
これを機会に、自宅サーバーを再評価してもいいかもしれません。私は自宅に、Windows Server 2016 Essentialsで構築した記憶域スペース上の共有フォルダーを利用しています。
またraspberry Pi上に構築したNextCloudにWindows Server上の共有フォルダーをマウントすることで、外出先でもスマホアプリから自宅の共有フォルダーにアクセスできる環境を作っています。
これを契機に、お勉強環境もかねて自宅サーバーを構築してみるものいいかもしれません。
データのバックアップについてもう一度見直そう
今年もやってくる3/31の世界バックアップデー。これを機会に、改めて身の回りの大事なデータのバックアップ環境を見直してみるのもいいかもしれませんね。