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キヤノン ドキュメントスキャナ DR-150レビュー(ハードウェア編)

キヤノンさんからお借りしてきた imageFORMULA DR-150について、ハードウェアの
インプレッションをレビューします。

 

環境対応の梱包

梱包は世界共通の梱包となっているようで、
箱には日本語だけでなくいろいろな言語が記載
されています。

コンシューマー向けの製品ながら、派手な化粧箱ではなく
このような段ボールになっているのも、環境への配慮でしょうか。
プロダクトがピアノブラックのおしゃれな製品になっているのとは
対照的ではありますが。

添付のマニュアルも、白黒印刷のこんなに薄いものしか入っていません。
これも環境への配慮であると同時に、マニュアルがこれだけでも操作は簡単に
出来るという操作性の表れかと。

ピアノブラックのおしゃれで小型軽量な本体

 


ピアノブラックのつやが、この手の製品には珍しい質感を出しています。
ただ、逆になんだか大事に扱わないと傷も目立ちそうで、事務製品なのに製品から

丁寧な取り扱いを求められている気がしてしまいます。
12月に発売されるというオプションのキャリングケースが、高級感があって内側が起毛などで
傷の付きにくいものならば、ケースは是非買い求めたいところです。
(実際帰ってきて箱を開けたら、本体のCanonのロゴ当りに少しかすり傷がついていて、
それだけで悲しくなってしまいました・・・)

 

 

よく考えられた機構類

一枚皮をめくるような感じで本体を開くと、シートフィーダとなります。
シートフィーダには上の方の耳を引っ張り出すと用紙ガイドがついています。(写真右)

 

 

   そして、両サイドにも用紙ガイドが付いていますので、このように耳を立てて用紙を挟むことが

出来ます。
 

個人的に感心したのは消耗品として位置づけられている分離パッドです。

この部品は本体の先端にセットする様になっていて、用紙を読み取る際に
複数の用紙がローラーに巻き取られないように摩擦で一枚一枚紙を分離する役目を
もっています。(ちょうど、重なった紙を指ではじく様にしてずらすかのように)
摩擦で磨耗してしまうから消耗品なんでしょうね。1万枚が目安だそうです。

これだけの小さな本体にオートシートフィーダがついていて、しかも用紙の2重読み込みが
発生しないのはこの部品のおかげなんだろうなと思っています。以前使っていた名刺スキャナ
ではオートシートフィーダを使って名刺を連続スキャンすると時折名刺を数枚いっぺんに吸い込んで
閉口しましたが、この製品はそのようなことがありません。
油紙の様な用紙の場合には、分離パッドが紙と摩擦するので読み取り時に音が気になりますが、
普通の用紙ではモーター音含めて音は非常に静かです。

付属品

 
  付属品はこれだけでした。

 

  ケーブルのうち1本は電源供給ケーブルになっていますが、左のUSBケーブル1本で
十分バスパワー動作しますから、右のケーブルは私は使っていません。
持ち運ぶ際にも、本体とUSBケーブル1本だけでよく、他にかさばるオプション品が不要
なのは魅力です。
(この手の製品は用紙ガイドが外付けだったりすると、それだけでかさばるんですよね)
次回はスキャン性能や添付ソフトについて。

ださっち: