Home Server の開発チームのブログで Power Pack 3 のリリースが
正式に案内されました。11月24日(太平洋時間)、日本時間では11月25日
から英語版および日本語版を含むすべての他国語版(中国語、ドイツ語、
イタリア語、スペイン語)でPP3が公開されます。
WHSの自動更新が有効になっている場合は、自動的にWindows Update
からダウンロードされます。
(PP3を適用するには、PP2がインストールされている必要があります)
Power Pack 3 では、 Windows 7 との親和性が向上します。
(Great Togetherとマイクロソフトではいっているようです)
Power Pack 3 の新機能/改善点
Windows 7 ライブラリ との統合
Windows 7 に Windows Home Server コネクタをインストールすると、
Windows 7 のライブラリから、WHSの共有フォルダにアクセス出来ます。
Windows 7 アクションセンターのバックアップに関する警告の抑制
Windows 7 に Windows Home Server コネクタをインストールし、バックアップを
構成すると、WHSがバックアップを監視する様になりますので、Windows 7 の
アクションセンターからバックアップに関する警告は 表示されなくなります。
Windows 7 の 電源設定
Windows 7 でも、バックアップ時間にクライアントを起動させ、バックアップが終了
したらクライアントをスリープに移行させることが出来る様になります。
コンソールでの Windows 7 の表示
WHSのコンソールで、クライアントのOS表示で正しくWindows 7 と表示されるようになります。
PP2では、Starterエディションなどはコネクタのインストールすら出来ませんでしたが、
PP3ではちゃんと対応しています。
Windows Search 4.0
Windows Search 4.0がインストールされ、検索時間やインデックスの構築時間、
信頼性が改善されます。また、サーバー上のインデックスを使ってライブラリに
登録されている共有フォルダを含めた検索が出来、検索効率がアップします。
また、EFSで暗号化されたファイルの検索もサポートされます。
(SOHOなどで利用している場合には暗号化のサポートは有効ではないでしょうか)
録画されたTVの保存
PP2以降、”Recorded TV”フォルダの存在が不思議だったと思いますが、
ようやく日の目を見ます。Windows Media Center 搭載PCで録画したTVを
自動的にWHSに保存出来ます。圧縮して保存する際に保存形式も指定できます
から、WIndows Mobile などで再生することも可能になります。
(日本の場合はアナログ放送のみ。デジタル放送は現時点ではサポートしていません)
↑ これはWindows Media Centerで録画したTVをWHSにWindows Mobile用の
MP4に圧縮したものです。圧縮されたテレビは、WHSの「ビデオ」フォルダ
(上記のWHSENは英語版のPP3なので 「Videos」になっていますが)
に保存されます。Windows 7なので、ライブラリに統合されてライブラリから
WHSのビデオフォルダが見えています。
Windows Media Center でアナログTVを録画し、自動的にWHSに保存(と
同時にWM用の圧縮ファイルを作成)し、Windows Phoneで通勤中にニュースや
ドラマのチェックなんてことが手軽に出来る様になります。
Windows Media Center からのWHSコンソール情報表示
Windows Media Center や Windows Media Extender から WHSの
サーバーの記憶域、ハードディスク、バックアップの状態などの情報を表示させる
ことが出来ます。
日本語の改善/コンソールフォントの改善
以前ご紹介しましたが、岡部さん、清水さんのバグバッシュのおかげで英語の誤訳が相当
修正されています。また、コンソールの表示フォントサイズが大きくなり、見やすくなっています。
PP2の「バックアップを構成しています」が「バックアップの構成」に修正されているのがおわかり頂けます
でしょうか??
PP3の改善点についてより詳細はPP3のリリースノートを参照ください。
そしてお約束の
Power Pack 3 公開記念イベントが今回も開催されます!
詳細はあらためて。キーワードは 「PP3 最高!」? (前回参加された方しかわからないネタですみません)