Windows Home Server や Windows Server 2012 EssentialsなどにiTunesをインストールし、ダッシュボードからiTunesライブラリーを管理できるアドイン、iHomeServer が V3 にアップデートされ、正式公開されました。
新たな機能
iHomeServer では、監視フォルダーに指定したフォルダーにメディアファイルが保存された場合、自動的にiTunesのライブラリーに追加したり、ダッシュボード上からiTunesの管理ができましたが、V3 では新たに、次のような機能が加わっています。
WHS以外やWindows クライアントOSにも対応
WHS以外のサーバーOS、Windows Server 2012や2008 、またWindows 8.1 や Windows 7などのクライアントにも対応しました。クライアントOSでおうちサーバーを構築する際にも重宝するアドインになりそうです。
iTunesライブラリーのDLNA配信が可能に
LAN内のDLNAクライアントデバイスに対して、iTunesライブラリー内のコンテンツをDLNA配信することが可能になりました。
ブラウザからiTunesのコンテンツにアクセス可能に
iHomeServerをインストールしたコンピューター上で、Webベースでライブラリーを公開し、ストリーミング再生やライブラリの管理が可能になりました。WHSやWSEではOS標準機能で提供されるDDNS機能と合わせて、簡単に外出先からもスマートフォンやPCから自宅のiTunesライブラリーにアクセスすることができます。
インターネットからストリーミング再生が可能に
WHSやWSEのようにDDNSが利用できない場合でも、Stream My iTunesのオンラインサービスに登録して、自身のiHomeServerと紐付けることで、このサイトを経由して外出先から自宅のコンピューター上のiTunesライブラリーをストリーミング再生することが可能になります。
ライセンスモデルはサブスクリプション型に変更に
iHomeServer V2 は売り切り型のライセンスモデルでしたが、V3では年間サブスクリプションモデルのライセンス体系に変更となりました。V2のライセンスを持っていた方は年間$16、新規ライセンスは &32(USD)~となります。
日本語化はこれから
開発者との間では日本語化に協力することで話をしていますが、V3のUIはまだローカライズされていません。また、WHSやWSEの場合、iHomeServerを現在のビルドではインストールするとダッシュボードの一部UIが英語化されてしまうバグがあります(バグとして報告済のため、修正されると思います)。
2014/07/03 追記:ダッシュボードの一部UIが英語化されてしまうバグは、3.1.64.0で修正されました。
これからが楽しみなアドイン
同様のアプリケーションにはTwonky Serverがあります。機能的には同様のことができますが、使ってみた感触として、iHomeServerのほうが動作が非常に安定している印象をうけます。iTunesをベースとしてコンテンツ管理している方は、このiHomeServerを利用するのも良い選択肢かなと思っています。