先日、SOHO/法人向けの HP製WHS Data Vault X510が日本で販売開始(と同時に即日完売した)したばかりですが、今日日本HPから、個人向けの Windows Home Server 搭載製品、 HP Media Smart Server EX 490(以下MSS)が発表されました。
MSSとData Vaultの主な製品スペック等の差異は以下の表の通りです。
□ Media Smart Server と Data Vault の主な比較
CPUが Intel Celeron 450 Single-Core(2.2Ghz)になり、搭載HDDは1TB×1、個人向けなので保証は1年(Data VaultはSOHO/法人向けなので3年保証)という点が大きな差分となっています。その代わり、価格は税込みで5万円を切る点で、個人でHPのHome Serverが欲しかった方には非常に魅力的ではないかと思います。
Pentium Dual Coreほどパワーは必要ないけれど、Dual Core Atomでは物足りない、Macやiphoneを持っていて、手間をかけずにMacのバックアップやiphoneへのストリーミングを楽しみたい、そんなユーザー層がターゲットとなりそうです。
もちろん、Data Vault に搭載されている各種のHP製ソフトウェアはMSSにも全て搭載されています。
(元々、MSSをベースにしてData Vault が開発されましたから)
WHSは先月からプリイン製品が賑わってきました。これもひとえに日本市場におけるWindows Home Serverの売れ行きの良さが、日本語の壁を感じていた海外のOEMパートナーを引き寄せた格好になっているのではないかと思います。
WHS v1は製品として安定してきた上に、技術情報/Tipsも蓄積されてフォーラムでのトラブル相談が格段に減ってきました。プリイン祭りでもお話しましたが、プリイン製品はハードウェア構成等に起因するトラブルにも遭遇しにくく、安定した稼働が望めます。是非WHSに少しでも興味のある方、WHSを導入してバックアップのある安心なパソコン生活を送られてみてはいかがでしょうか。