WHS2011のインストール工程は、WHS V1とほぼ同様の3つのフェーズから構成されています。
それぞれのフェーズはおおよそ以下の内容で構成されます。
- Windows PEフェーズ
- ドライバの読込
- プライマリHDDの確認
- HDDがフォーマットされることへの同意確認
- Windows Server インストールフェーズ
- Windows Home Server 2011インストールフェーズ
- 地域と言語、日付と時刻の設定
- サーバー名等の設定
- アップデートの設定
- WHS2011固有機能のインストール
WHS2011のインストール時にはNICが認識されLANケーブルが接続されていることが必要です。WHS2011では無線LANの利用がサポートされていますが、インストール時には有線LANが必要となります。
Windows PEフェーズ
- インストールDVDから起動します。
- WindowsPE環境が起動し、インストールウィザードが表示され[新規インストール]と[既存のインストールの修復]の選択画面が表示されます。
インストール要件を満たさない場合、以下のような画面が表示されます。
(キャプチャをご覧頂くとおわかり頂けるよう、現在公開されているドキュメントでは CPUは1.4Ghzとなっていますが、実際のRTMビルドでは1.3Ghzのチェックとなっていますので、HPのMicro Serverでもインストール可能です。)
その他WinPEフェーズで問題が発生した場合、以下の画面が表示されます。
[インストールエラーログ]をクリックすると、ログが表示されますのでUSBメモリ等に保存しておきます。
- HDDの一覧が表示され、プライマリHDDがフォーマットされることについて説明がされます。WHS V1と異なりセカンダリHDDはフォーマットされません。
HDDが表示されていない場合、[ドライバーの読み込み]を押下すると、ドライバの保存されたフォルダを参照する画面が表示されます。お使いの環境に合わせたドライバー保存したフォルダを指定します。
Windows Server インストールフェーズ
- この画面からWindows Server のインストールフェーズが始まります。インストールに必要なファイルがコピーされ、OSのインストールが行われます。
- ファイルの展開
- 一旦再起動します。
- インストールの最終処理が行われ、再起動します。
- 再起動後、Windows Server 2008 R2のインストールが完了します。
Windows Home Server インストールフェーズ
- デスクトップにログオンした以降、Windws Home Server のインストールフェースが始まります。
- 地域、キーボードの選択
- 日付と時刻、タイムゾーンの確認
- EULAの確認
- プロダクトキーの入力画面
- サーバー名、サーバーのパスワードの入力画面
サーバー名はこの画面でしか変更できません。インストール完了後にWHSのデスクトップにアクセスして変更すると、証明書等に問題が生じて正しく動作しなくなる可能性があります。ワークグループ名をインストール後に変更したい場合は[FAQ:WHS2011]Windows Home Server 2011のワークグループ名を変更したいを参照してください。
インストール時にワークグループ名を変更したい場合、ここで以下の手順を実施します。 - Updateに関するポリシーを選択します。
- WHS2011の構成が始まります。
次の画面が表示されるまで待ちます。 - この画面が表示されればインストールの完了です。