2011/8/23(PST、日本時間だと8/24未明)よりWindows Update で、 Update Rollup for Windows Home Server 2011 (KB2554634) が配信開始されます(略称してUR1と呼びます)。UR1にはRTM以降に発見された問題等に関する修正が含まれています。
PowerPack(PP)は機能の追加を伴いますが、Update Rollup(UR)には機能の追加はなく、複数のバグに関するバグフィックスをまとめたものになります。(WHSではPPが3つ、URはあまり認知されていないと思いますがPP3以降に実は2つ出ています。WHS2011では今回が初のURとなります。)
UR1に含まれる修正内容に関する詳細はこちらを参照してください。修正内容について詳細情報が公開されましたら追記します。
追記: KB情報 で明らかにされた今回の修正点は以下の9点となります。機械翻訳では正しく伝わらない部分があるので、簡単ですが概要を意訳しておきます。
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概要 |
1 |
リモートWebアクセス ドメイン名を構成する際に、2つ以上のルートドメインを含むドメイン名(たとえばtestuser.com.uk等)を登録できない。 |
2 |
アラートビューアウィンドウで、[アラートを無視する]を選択したにもかかわらず、通知が表示され続ける。 |
3 |
以下のいずれかに該当する場合、クライアントコネクタのインストールが認証エラーで失敗する。 ・サーバーのパスワードに、バックスラッシュと二重引用符が含まれている場合。 ・サーバのパスワードが、バックスラッシュ (\) で終了する場合。 ・サーバーのパスワードに二重引用符 (") が含まれているが、二重引用符で終了していない場合。 |
4 |
OpenDNS環境にある場合、リモートWebアクセスページからサーバーやクライアントに接続出来ない。 |
5 |
WHS2011のインストール後にサーバーの日付と時刻をインストールした時よりも前の日付と時刻に変更してさらに再起動後に日付と時刻を元に戻した場合、証明書が不正となりさらには”Windows Server ”から始まるサービスの大半が起動しなくなる。 |
6 |
証明書が不正に変更されたり削除されたりした場合、サーバーが正しく動作しなくなるが、UR1適用前は何らトラブルシュートに誘導されることなどもない。UR1適用後は証明書の自動修復を試み、それでも問題が解決できない場合はトラブルシュートが掲載されたWebサイトへ誘導する。 |
7 |
バックスラッシュ (\) が日本語、韓国語の環境で正しく表示されない。 |
8 |
ダッシュボード上で、“Connect Site”という文字列が必要以上に翻訳されてしまっている。 |
9 |
英語以外の言語で、重要な操作案内やガイドが途中で切れてしまっている。 |
項番9などは日本語の場合はローカライズの段階で鳩の谷の街さんや私の方から指摘をしてだいぶ数は減っていたと思いますが、それでもまだこのような部分が残っていました(実はだいぶ前に指摘してるのにまだ直っていないところもあるんですがね・・・MSさん)。