Update Rollup 3 (UR3)のBeta(英語版のみ)が公開されています。
SBS2011e 固有の問題も含めて、全部で15個の問題が修正されます。問題の大半はこれから登場するWindows 8 クライアントとの互換性の問題です。
# | 内容 |
1 | Windows 8 クライアントをWHS2011に接続(コネクターをインストール)する際にエラーが出る |
2 | Windows 8 クライアント からリモートWebアクセスしてフォルダーを表示すると、サムネイルが表示出来ない |
3 | Windows 8クライアントでバックアップの電源設定が正しく動作しない |
4 | 30分毎にコンピューターの監視エラーが表示される |
5 | スタートパッドを常に最小化した状態で開始できるようになる |
6 | ルーターでUPnPによる自動構成が利用出来ない場合に、不適切なワーニングが表示される。 |
7 | 手動でリモートWebアクセスサイトのドメイン名を構成した場合に、スタートパッドに表示されるリンクが正しくない |
8 | ドメイン名が15文字以上の場合、クライアントPCへのコネクターのインストールが失敗する(SBSe、WSSe) |
9 | WSSBACKUP.EXEによってワトソンがクラッシュする |
10 | クライアントのリストア、バックアップのパフォーマンスを改善(平均して約2倍に) |
11 | ドメイン名とNetBIOS名が異なる場合に、クライアントの接続(コネクターのインストール)に失敗する |
12 | Office 365のSharePointサイトへのリンクが正しくない。(SBSeのみ) |
13 | Windows 8 クライアントをSBS2011に接続し、ローカルプロファイルを移行すると大半のMetroアプリが動作しなくなる(SBSeのみ) |
14 | 多数のファイルをリモートWebアクセスサイトからダウンロードしようとすると失敗する |
15 | 正常性のアラートの一部がWindows 8 クライアントで正しく動作しない |
個人的には5 番と10版はうれしい改善かなと思っています。
UR3の中身は以上ですが、それ以外に気になったのはWHS2011のUR3ベータが、従来はSBSのConnectサイトだったサイトで公開され、さらにはサイト名称が Windows Server Solutions チームのConnecサイトに変更になっていることです。従来であればWHS2011はWHSのコネクトサイトで公開されていたと思うのですが。
製品のコードはWHSもSBSeもWSSeも共通なので、サポートやフィードバックの受付は今後共通化していくのかもしれません。