米国のコンピューターワールドで、Intel がホームユース、スモールビジネスユース向けの新しいNASプラットフォームを紹介しているようです。過去には、Intel の提唱するAtomベースのプラットフォームを採用したAcer の Aspire Home、RevoCenterなどWHSが登場しましたので、今回の発表は今後登場する新しい世代のアプライアンス製品を占う材料となるでしょう。
2つのラインナップがあり、デュアルコア Cedarview-D プロセッサー D2550 または D2500 が採用されています。ともに周波数は1.86Ghz、TDP 10W で DDR3-1066 Max 4GBのメモリー、2~6つのドライブに対応し、USB 3.0をサポートします。ファンレス設計のようですので、静音性にも富んでいるようです。
D2550は640Mhzの内蔵GPUとHDMIアクセラレーションがありますが、D2500にはありません。また、WebベースのGUIを通じてモバイルデバイスからでもインターネット経由でストレージにアクセス可能な機能が搭載されるようです。D2550を搭載したMini-ITXマザーは既に国内でも入手可能となっています(ASCII.jp:TDP 10Wの「Atom D2550」搭載インテル純正マザーが2製品登場)。
このプラットフォームを採用するOEMとして、Asustor、QNAP、Thecusが既に販売を開始しており、更にMpstor、Dane-Elecなどの名前も挙がっているようです。QNAPやThecus、Dane-Elecなどは日本でも取扱っている会社がありますので、日本市場にも流通してくれば良いなと思っています。Asustor の製品は、アイ・オーさんのWHS2011製品に似ています。
また、バッファローは既に D2550を搭載したテラステーションを発表済みです。
こういった製品に、Windows Server 2012 Essentials がプリインされて登場してくれば面白いなと思っています。