DE代替ソリューション DriveBender の開発ベンダーである Covecubeから、WHS2011のクライアントコンピューターバックアップをVHDイメージとして抽出するツール、「WhsDbDataDump 2.0」がリリースされました。 VHDイメージに変換すれば、Windows 7やVista でマウントして中のフォルダー、ファイルを救い出すことも可能になりますので、面白いツールかと思います。
主な特徴は、
- CUIベースのツール
- GPTベースのVHDに変換し、MBRは保持しないため、VHDブートは出来ない
- バックアップデータベースに書込むことはなく、読み出してVHDに変換するだけのツール
となります。
使い方
- WhsDbDataDump 2.0 – Covecube – Wikiからダウンロードします。
- Zipファイルの中のEXEファイルを、クライアントコンピューターバックアップ フォルダーにコピーします。
- コマンドプロンプトを起動し、以下のように入力します。(クライアントコンピューターバックアップフォルダーのドライブレターは環境により異なります)
”D:\ServerFolders\クライアント コンピューター バックアップ\WhsDbDataDump.exe” /vhddump
デフォルトではカレントフォルダーにファイルが作成されるため、C:\Users\Administrator配下に BackupDump.vhd ファイルが作成されます。VHDの作成先を変更する場合には、 - VHDを作成する対象となるコンピューターを一覧から選択します。ここでは1と入力してエンターを押下します。
- 復元可能なバックアップイメージの一覧が表示されます。復元したい日付のバックアップを一覧から指定します。
- VHDを作成する対象のボリュームを指定します。
- VHDの作成が始まります。
- 作成が完了すると、 C:\Users\Administrator 配下、またはオプションで指定したパスにVHDが作成されます。
WhsDbDataDump.exe /vhddump=”D:\BackupDump.vhd”
のようにオプションを指定することで、作成先のフォルダーやファイル名を指定することが出来ます。