Software-Defined Storage Design Considerations Guideが公開されました。これまで、記憶域スペースの構築に際し、SIベンダーが参照できる構築ガイドやベストプラクティスのようなドキュメントはなかなかなく、導入に際し頭を悩ませたSIerの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回公開された構築ガイドでは、これまで散在していた情報がまとめられ、かなり参考になるドキュメントになっていると思います。
あわせて、公開されたSoftware-Defined Storage (SDS) Design Calculatorは、Excelのスプレッドシートに用途や必要とするIOPS、回復性などのパラメーターを入力することで、必要なディスク、エンクロージャーの数やディスクの使用効率などが計算できるマクロが組まれています。
非常に細かい項目が多いため、このスプレッドシートの解説ドキュメントが必要な気がしますが、当面はSoftware-Defined Storage Design Considerations Guideを精読のうえ、理解をしていく必要がありそうです。
ようやくといった感がありますが、SIerが記憶域スペースを担ぎやすい状況が徐々に整いつつあるかなと感じています。