5インチベイに2.5インチディスクを6台搭載出来る「MB996SP-6SB」で記憶域プールを物理環境で試してみるで、Windows Server 2016 TP5を導入したサーバーにSAS HBAとエンクロージャーを導入し、久しぶりに物理ディスクを使った記憶域スペースの動きを見始めました。その中で、ふと気が付いたことがあり、書いてみます。
これまで、Windows Server 2012 R2やWindows 8.1までは、PowerShellで Get-PhysicalDiskの出力結果は以下のようなものでした。
ここから物理ディスクを対象に操作をする場合、FriendlyNameなどを指定して操作することが多いのですが、同じHDDを使っているとFriendlyNameが全く同じになることもあり、面倒でした。具体的には、FriendlyNameを振りなおすか、あるいは Get-PhysicalDisk | FL でディスクの詳細を表示してUniqueIDを確認し、引数にUniqueIDを付与して操作するなどの必要がありました。
Windows Server 2016やWindows 10では、Get-PhysicalDiskを出力すると、以下のようになります。
FriendlyNameの隣、2カラム目に SerialNumberが表示されているのが確認できます。Set-PhysicalDiskなどのパラメーターにも、 –SerialNumberを引数として付与して、シリアル番号をキーに対象ディスクを指定することが可能になっています。
地味な改善ですが、これだけでもだいぶ管理者の手間が省けるのではないでしょうか。