つい先日のMVP関連の集まりで、Excel MVPである近田さんから、ご著書の「Excel VBAでIEを思いのままに操作できるプログラミング術」を頂きました。
「Excel VBAから、IE」と聞いて、Web画面からデータをスプレッドシートに自動取得してくるようなことかなと想像をしたのですが、本書はそれだけではなく、例えばExcelのスプレッドシートに作成した宛先リストを使って、Yahoo!メールなどのWebメールから自動でメールを送信するなど、Webから引き出してくるだけではなく、Webサービスに対して手元のスプレッドシートの内容を流し込んで自動で何かさせるといったことも解説されています。
さもすれば、Excel から Outlookなどの他のOffice アプリケーションを呼び出して処理をさせるといったことに我々の主眼が向きがちであったように思うのですが、Webサービス、クラウドサービスが主流となりつつある昨今、ブラウザがそれらへの入り口となっていくことを鑑みれば、Excel から IE を操作して自動で処理させるというアプローチは、今後の応用の幅が非常に広そうです。
日頃何気なく使っている、または業務の都合上必須となっている身近なExcel に、IEを組み合わせるとこんなに可能性が広がるのだと目からウロコでした。サンプルコードも用意されていて、VBAをかじったことがある方なら、楽しく学習できると思います。是非購入してみてはいかがでしょうか。