USBメモリからWHSをインストールしたり、クライアントのリストアをする方法です。
WHSを自作で組まれる際に、光学ドライブなしで組みたい方や、 USB-IDEのマザーを購入したために、
手持ちのIDE接続ドライブが使えなくて(ドライバをFDDから入れればもちろん使えるのですが)お困りの方にはこの方法はおすすめです。
また、ネットブック等をお使いの方で、光学ドライブをお持ちでない方にもこの方法は有効です。
まず下準備としてUSBメモリを用意します。WHSをインストールする際には、インストールDVDが約0.95GBの容量があるため、1GB以上のUSBメモリが必要になります。
【手順】
- USBメモリをPCに接続し、コマンドプロンプトを起動します。
Vistaの場合は、コマンドプロンプトを右クリックして、[管理者と
して実行]を選択します。 - diskpart と入力してエンターを押下します。
- DISKPART> と表示されたら、以下の通りコマンドを入力していきます。
ここで注意するのは、2行目の disk に続く番号です。
list disk の結果として表示されるディスクの一覧から、
USBメモリを見つけ出して、当該のDisk番号を入力してください。
以下の例では、512MBのUSBメモリを利用しているので、7番を
選んでいます。list disk
select disk 7
clean
create partition primary
select partition 1
active
format fs=fat32
(クイックフォーマットしたい場合は quick オプションをつけてください。またはフォーマット済なら飛ばしても結構です)
assign
exit - 完了したら、WHSのDVDの中身をすべて
USBメモリにコピーします。
容量が多いので、2~30分ほどかかるでしょう。完了したら5に進みます。
WHSのクライアントリストアUSBメモリを作成する場合は、
クライアントリストアCDの中身をすべてUSBメモリに
コピーし、6に進みます。 - お好みに応じて、自動インストールファイルを作成します。
以下の内容を、qs.ini と名前をつけて、
USBメモリのルートに保存します。プロダクトキーはご自分の
所有しているプロダクトキーを入力します。
サーバー名もお好きなものに変更可能です。[Q Setup]
ProductKey=00000-00000-00000-00000-00000
ServerName=SERVER - WHSをインストールするPCのBIOS設定を、USBドライブから
起動するように変更します。以降は作成したUSBメモリから
起動すればインストール/リストアが始まります。