WHSが起動しなくなった場合、通常はWHSのインストールDVDから起動し、
・サーバーの再インストール
オプションを利用してWHSの再インストールをすることで、復旧が可能です。
(ここで新規インストールを選択すると、HDD内のデータは消えてしまいますので、注意が必要です)
サーバーの再インストールが選択出来なかったり、失敗するような場合には、HDDから共有フォルダのデータを直接取り出すことが可能です。
手順:
- 他のWindows PC、または新規インストールが完了したWHSに該当のHDDを接続します。(WHSに接続する場合には、物理的に接続するだけで、コンソールからサーバーの記憶域に追加してはいけません)
- HDDを接続したPCで[コントロールパネル]から、[フォルダオプション]を開きます。
- [表示]タブで[すべてのファイルとフォルダを表示する]を選択してOKを押下します。
- エクスプローラーから接続したHDDを開き、隠しフォルダになっている \DEフォルダを開きます。
- DEフォルダの配下に shares フォルダがあります。
- shares フォルダの中身が、WHSの共有フォルダに保存されていたファイルの実体です。
複数HDDをつなげていた場合には、分散して保存されている可能性があるため、すべてが当該のHDDに保存されているとは限りません。また、複製をONにしていた場合のコピーも同様にここに保存されています。 - 取り出したデータを、新しいWHSの共有フォルダに保存します。
もし、新規にインストールしたWHS上でこの操作を行う場合、エクスプローラーからD:\shares配下にコピーしてはいけません。必ず、\\[サーバー名]\[フォルダ名]といったUNC形式でアクセスします。 - HDDが複数ある場合には、4以降の操作を繰り返します。
追記:DE\shares配下のフォルダにアクセスした際にアクセス権のエラーが表示される場合、 [FAQ]WHSの障害時にHDDからデータを取り出す際の補足事項を参照してください。