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Surfaceの充電もUSB Type-C環境に統一したい

Surfaceを日ごろの外出や旅の共に連れていくときに気になるのが、純正のACアダプターがバッグの中で場所をとり、重いことではないでしょうか?

USBポートもついていて便利だが大きくて重いのが難点の純正36WACアダプター

Surfaceを急速充電するために必要な電流を供給するため、大きなACアダプターになっています。一部、Core m搭載のSurface Pro 4や、Surface Goはもう少し小型のACアダプターとなっていますが、出かける際にはできるだけ荷物を減らしたいですよね。

24W充電アダプターは少し小型で旅のお供にはありがたいけれど…Core m搭載モデルのみ

Surfaceの独特の充電コネクタ

Surfaceの充電コネクターは、「Surfaceコネクト」と呼ばれる特殊な形状をしています。この端子は、充電だけでなくSurface Dockを介した拡張用のインターフェイスの役割もあり、多くの接点端子が設けられています。

スマホやPCを中心に普及の進むType-Cに統一したい

悪名高いiPhoneのLightningを除いて、AndroidスマホはほぼType-Cに移行が進みました。

PCも、最新モデルではType-Cへの移行が進みつつあり、ここ1年で新たに発売されたものは、ほぼType-C充電対応になっています。

SurfaceもType-C環境に寄せることで、荷物を減らしたいなというのがこの記事の目的です。

Surface GoはType-C充電対応(ただし急速充電は非対応)

Surface GoはType-Cコネクターを搭載しており、Type-Cポートからの充電にも対応しています。が、残念なことに、USB-PDには対応していないため充電に要する時間が長くかかってしまいます。

Surface Laptop 3と、Surface XはType-C 急速充電(USB-PD)対応

2019年11月に発表されたSurface Laptop 3とSurface XではType-Cコネクターを搭載しており、かつ60W以上のType-C ACアダプターを利用した場合、急速充電が可能になりました。

一部の Microsoft Surface デバイスでは高速充電がサポートされているため、デバイスの充電時間が短縮され、外出先でより多くの時間デバイスを使えます。高速充電では、バッテリーを約 1 時間で最大 80% 充電することができます。

高速充電を使うには、主に次の 2 つの条件を満たしている必要があります。

– Surface デバイスに付属する Microsoft Surface 65W 電源、または 60W 以上の USB Type-C 充電器に十分な電力が供給される。

– 充電時の温度範囲が 25C (77F) ~ 35C (95F) である。

Surface の高速充電

60W以上のUSB Type C充電器は、この記事の後半で紹介していますので、参考にしてください。

3rdパーティーの提供するSurface用のSurface Connect <-> Type-C ケーブル

最近では、3rdパーティーからSurface Connect端子 <-> USB Type-C端子の充電ケーブルがいくつか発売されています。このケーブルを利用することで、スマホと共用のType-C充電器でSurfaceも充電することができるようになります。

たとえば、以下のような製品です。

Type-CケーブルからSurface Connect端子に変換する以下のような製品もあります。どうせType-Cケーブルを同時利用しないなら、こういった変換ケーブルを利用すると、Type-Cケーブルと合わせて持ち運ぶ際にも邪魔にならないかと思います。

と、この記事を公開したところに、旅人ライターの中山さんからAliexpressでおっと安く手に入るよ~との情報が。

US $6.3なので、日本円で700円くらい。送料が$0.95かかっても$7.25なので、900円はしないくらい。これはお安い。これなら複数本買っておいて、旅行グッズや普段の持ち運びグッズの中に入れておきたいですね。
ただし、配送が遅い(20日~かかるみたい)ので注意が必要です。

個人的なお勧めは、USB-Cケーブルの先に接続するこのタイプ。

スマホの充電に利用するUSB-Cケーブルとこれを一緒に持ち歩けば、スマホにもSufaceにも充電ができますね。

これで万事解決!と思いたいところですが、ことはそう単純ではないのが充電環境選びの難しいところです。

ケーブルだけではない、充電器本体選びも重要

わかりづらいType-Cの充電規格、それが問題だ

USB Type-Cは、上下を気にせず挿入できるコネクタ形状が特徴ですが、高速な充電が実現できる充電規格USB Power Delivery(PD)に対応しているのも特徴です。ところが、このUSB-PDがユーザーからみて非常にわかりにくく、充電器と製品を組み合わせた場合の相互運用性に混乱が生じているのが実態です。

そのあたりの実態は、これで失敗しない、USB PD充電器選び(解説編)やこれで失敗しない、USB PD充電器選び(ノートPC編)を一読いただけるとわかりやすいでしょう。 (たぶん多くの一般の方は混乱して頭が痛くなってくるが、このブログを読む人は大半が逸般の方だと思うので、大丈夫なはず)

Type-Cの充電器本体はどれを選べばいいのか??

多少かさばるけれど、PCやMacを充電するなら60W対応製品を選びたい

PCやMacを充電したい方は、60W対応のこの製品を選ぶのが一番安心だと思います。おそらく45W対応製品でも充電できるものが多いと思いますが、あらゆる機器に対応でき相性問題に遭遇する可能性が一番低いのはこの製品です。

また上述の通り、2019年に発売されたSurface Laptop 3、Surface Pro X以降のモデルを急速充電する場合にも、60W以上の出力が可能な製品を選択する必要があります。

万能ではないけれど、優秀な45W対応製品。Core i搭載のSurface Proを充電するなら最低45W必要

大半のモバイルPCは45Wあれば充電できる可能性が高いです。先ほど紹介したSurface用のUSB-Cケーブルも、45W以上の充電器を利用するよう記載されています。Core m搭載のSurface Pro 4やPentium Gold搭載のSurface Goを除き、この充電器を利用するのが安心です。

Surfaceでも、急速充電までは求めず充電できれば良いのであればこの45W製品がお値段的にも手ごろかと思います。

スマホやタブレット中心、PCはシャットダウン時に充電できればいいなら30W製品も

PCは充電に時間がかかっても、夜寝る間に充電できていればいいのでとにかくサイズを小さくしたいという場合は、30W製品も視野に入ってきます。

一番お勧めは、Anker PowerPort Atom III Slimです。私も発売当初に購入して、手のひらサイズのあまりの小ささに驚きとても気に入っています。

必要なワット数は、純正アダプターを参考に

下の表は、Surface各モデルに同梱されている純正のACアダプターのワット数です。
ACアダプターにUSBポートを有するチャージャーは、USBポート用のワット数も表示されています。ACアダプター選びは、下の表の”Main charger”の数値を参考にすればよいでしょう。

Surface各モデルに同梱されているACアダプタのモデルとワット数の一覧

古いSurfaceだってType-Cで充電出来たら荷物が減って便利なのにと思っている方は多いと思いますが、適切な充電器とケーブルを選択してもらえれば快適なモバイル環境が実現できると思いますので、参考になれば幸いです。

iPhone/iPadも、C to Lightningケーブルで急速充電

上記でご紹介したUSB PD対応のACアダプターと、USB C to Lightningケーブルを組み合わせれば、iPhoneやiPadでも急速充電が可能です。最近は純正だけでなく、3rdパーティでもMFi認証を取得したC to Lightningケーブルが出てきましたので、比較的安価に入手できるようになってきました。iPhone/iPadも使っている方は、上記のACアダプターと一緒に USB C to Lightningケーブルをお求めください。

ださっち: