Raspberry Piは低価格でLinuxが動くことから、これを活用したおうちサーバーのソリューションもこれまでいくつか紹介してきました。
私も自宅でこれらを実際に使ってきましたが、満足いくパフォーマンスが得られていたかというと、残念ながら答えは”No”でした。
なぜなら、
- メモリーが足りない(Raspberry Pi 3は1GB)
- ネットワーク速度が遅い(Raspberry Pi 3は~300Mbps)
- 外部ストレージが遅い(USBは2.0のみ)
など、Raspberry Pi 3の性能面でボトルネックがあったためです。特にこれまで紹介してきたようなリッチなアプリケーションを動作させようとすると、メモリーが少ないのは致命的でした。
パフォーマンスが向上したRaspberry Pi 4
これらのボトルネックに対して、Raspberry Pi 4は大幅な性能向上が図られました。向上ポイントの詳細は、外部サイトの記事に委ねますが、メモリーが1GB/2GB/4GBと選択できるようになったこととGigabitイーサネットをサポートしたことが、おうちサーバーとして稼働させるにあたっての最大の魅力と感じています。
メモリーが4GBあれば、Dockerで複数のアプリを動かすのも快適になりそうです。
新型Raspberry Pi 4が登場、Pi 3と基本仕様を比較
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1906/26/news046.html
国内販売のハードルになっていた技適を取得、技適取得モデルもようやくAmazonに並ぶように
Wi-Fiを搭載したRaspberry Pi 4は国内利用にあたり技適が必要となります。9月に取得したとの情報がありましたが、ようやく最近技適取得モデルが日本のAmazonでも並び始めたようです。
電源やケースを一式取りそろえるなら、セットになったキットを購入するのもよいかと。
私はこれに加えて、手元に余っていた小容量のSSDをUSB3.0で接続するのに、これを買いました。
これまで特にNextCloudはやはりRaspberry Pi 3では重く、不満を感じていたので、さっそくRaspberry Pi 4に置き換えていきたいと思います。