最近TechNetフォーラムにもなかなか貢献できていないのですが、先日久しぶりにWindows Server Essentials関連の質問があったのが目に留まりました。
Windows Server Essentialsコネクターがアンインストールできない (Windows Server 2016 Essentials & Windows10 1903)
内容は、Windows 10 1903でクライアントコネクターが動作しなくなり、再インストールしたいが、アンインストールもできないというものでした。
Windows 10 のアップデートで動作しなくなるWindows Server Essentialsのクライアントコネクター
Windows Server Essentialsはすでに開発が終了しており、Windows 10の開発の中でも正直ほとんど考慮されていないと思われます。
実際、OSアップデートを適用するとコネクターが動作しなくなることが報告されています。
Windows 10 1903 feature update breaks the client connector
原因は、Windows 10のOSアップデートにより、Windows Server Essentials関連のサービスが動作しなくなることにあるようです。
解決には、こちらのサイトでも紹介されている通り、
- Windows Server Essentialsコネクターをアンインストールする
- タスクスケジューラを開き、\Microsoft\Windows\Windows Server Essentials配下に登録されているタスクをすべて削除する
- Windows Server Essentialsコネクターを再インストールする
という手順を踏む必要があります。
コネクターをアンインストールするには、設定>アプリ>アプリと機能から、Client Connector for Windows Server Essentialsを選択し、[アンインストール]を押下します。
Windows Server Essentialsコネクターがアンインストールできない場合
今回のTechNetフォーラムでの相談事例は、[アプリと機能]にClient Connector for Windows Server Essentialsが表示されておらず、アンインストールができないというものでした。
Windowsでアプリケーションがアンインストールできない場合、コマンドラインからmsiexecを使ってアンインストールする方法がありますので、今回はそちらを紹介して解決しました。
- PowerShellで、wmic product listを実行し、アンインストールしたいアプリケーションの[IdentifyingNumber]を特定する
- PowerShellで、以下のコマンドを実行してアンインストールする
msiexec /x “[IdentifyingNumber] “
msiexec /x “{563CB0AF-E0B5-42B1-AB42-8E6964349900}”
のように、 [IdentifyingNumber] は{}を含め””で囲って入力します。
お困りの方の参考になれば幸いです。