以前、パスワードも正しいのに、クライアントコネクタからWHSのコンソールに接続出来ない場合の対処方法をご紹介しました。
今回はドライバはアンインストールせずに対処する方法をご紹介します。
注意: レジストリの操作は危険ですので、バックアップをとった上で行ってください。また、起動しなくなるなど致命的なダメージを与える影響がありますので、自己責任でお願いします。
この事象の根本原因はリモートデスクトップのセッションイメージスペースが小さすぎて、ドライバをロードするのに十分なスペースがないために発生します。(デフォルトは8MB)
セッションイメージスペースはグラフィックドライバーとプリンタードライバーで共用されているので、グラフィックドライバーの 影響だけでなく、プリンタードライバーによっても引き起こされる場合があります。
この問題が発生すると、イベントビューアに以下のエラーが記録されます。
Event Type: Information
Event Source: Application Popup
Event ID: 26
Application popup: : \SystemRoot\System32\RDPDD.dll failed to load
対処方法:
WHSにリモートデスクトップで接続し、レジストリエディタで
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management]
に以下のキーを追加します。
“SessionImageSize”=dword:00000020
0x20 は 32MBのスペースサイズを意味します。
レジストリ追加後、WHSを再起動します。