Windows Home Server 2011 は今年いっぱいで販売終了となりますが、ポスト Windows Home Server ともいえる、Seagate Business Storage 4-Bay NAS が販売開始となりました。名前に 「Business」を冠しているものの、個人でも比較的手が届きやすい価格帯になっており、独自OSによるNASですが、Windows Home Server が備えていた多数の特徴を備えています。特に、クライアントPCの自動バックアップとフルメタルリストアは強い魅力となりそうです。
ストレージとバックアップを一元管理
Windows クライアント PCのフルメタル自動バックアップ、MacのTimeMachineサポートで、クライアントPCのディスク障害に備えることができます。
どこからでもプライベート・クラウドでアクセス
外部ネットワークからインターネットを介して、ファイルのダウンロードやアップロードができたり、iOSデバイス、Androidデバイス向けの無料クライアントアプリから、ファイルのアップロード/ダウンロードが可能です。
メディア・ストリーミング
DLNAクライアントに対して、ビデオ、写真、音楽をストリーミングすることができます。
RAID対応
RAID 1、5、10に対応していて、1台の物理ディスクの障害からデータを守ることが出来ます。
肝心のお値段は
HDDなしから、4TBディスクをそれぞれ1~4台搭載した4つのモデルを合わせて全部で5モデルが販売されるようです。お値段はディスクなしで、5万円強と安くはありませんが、OSと ハードウェア込み(HDD除く)でこのお値段と考えると、割安なのかも知れません。そのかわり、OSはWindows ではありませんので、応用の範囲はほぼないと考えてよいでしょう。このあたりが評価の分かれるところかと思いますが、冬のボーナス商戦では注目すべきNAS製品となりそうです。