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日本にも HP DataVault X510 がやってくる!

今日、日本HPから HPのSOHO向け Windows Home Server 製品 HP DataVault X510 が国内で販売されることが発表されました。
待望のWHSの本命製品、 HP のWHSが日本にもやってきます。製品サイトはこちら。
HPは海外では以下のような製品展開を行っています。

   

今回国内での展開が発表されたのは、DataVaultのX510シリーズになります。
今回X510は2TB/3TBモデルの2モデルがラインナップされています。

今回HPさんのご厚意で実機をお借りできましたので、スクリーンキャプチャを撮ってみました。実際にはPentium Dual Core E5200 が搭載されています。最近のトレンドとして、AtomやDual Core Atomを搭載した製品が多い中、パワフルなCPUを搭載したDataVaultの登場は、SOHO/法人はもちろん個人のパワーユーザー層にとっても大きな魅力になると思っています。

DataVaultの特徴

HP製のAdd-inにより、機能が充実

HP製のWHSの最大の特徴は、HP謹製のAdd-inが充実していることです。HPの追加したAdd-inは、Home Server コンソールの一番左のタブにメニューが集められています。

搭載されている機能は、

  • LAN内でのストリーミング(TwonkyMediaServer)
  • Web/iphone向けストリーミング
  • iTunesサーバー機能
  • HP Media Collector(クライアントPC内の写真、音楽、ビデオをWHSに吸い上げる機能)
  • HP Video Converter(動画を任意の形式に変換する機能。デフォルトでipod/PSP/iphoneなどのプリセット設定がされている。自動変換も可能)
  • HP Photo Publisher(サーバー内の写真を、Web向けにフォトアルバムとして公開する機能。Add-n Whiistと同等の機能)
  • Mac対応(これは別途説明)

Macのサポート

HP製のHome Server は Macのバックアップ/復元もサポートしているのが特徴です。Windowsを搭載した製品でありながら、MacWorld で”Best of Show”を受賞したように、Macをお使いの方向けにもお勧めできる製品になっています。


具体的には

  • Time Machineを使ったMacのバックアップ
    (HP製のアプリケーションをMacにインストールすると、自動的にTime Machineを構成してバックアップしてくれます)
  • Macの復元
    (復元用のUSBメモリを作成しておくことで、Macのインストーラーで起動後USBメモリを用いてDataVault内のTime Machineバックアップから復元できます)
  • Macからもアクセス出来る共有フォルダ

などです。

 

Macのバックアップもこれ一台でサポートされることから、Macの利用率が比較的高い、出版/デザイン、教育、医療等の現場でこれからWHSの導入が進んでいくのではないかと思います。これらの業界は形態的にも小規模の事業所/オフィスを構えるケースが比較的多くみられ、10ユーザー規模のWHSでも十分なのではないかと思います(足りない場合は複数台WHSを導入するのも可能です)。

iphone/ipod touch 向け専用ストリーミングアプリ

iTunesのApp Store上でMediaSmartServer用に公開されているMediaSmartアプリがこのDataVaultでも使えます。このアプリを通じて、サーバー上の「音楽」「写真」「モバイル用に変換されたビデオ」をストリーミング再生することが可能です。もちろん、このアプリも日本語化されています。

SOHO/法人向けなのでサポートが充実

DataVault X510は3年保証がデフォルトで付いてきます。これはSOHO/法人向けには非常に重要な要素となると考えています。また、HPのサポートチャネルでしっかりとしたサポートが受けられることは大きいでしょう。

 

販売チャネル

HP Directplus で販売されます。

今後の情報

HPさんが日本にWHSを投入されるかもという情報を頂いてから、今日、この発表を待ち望んでいました。事前に製品をお貸し出し頂けて、手元に製品が来てからなおさらその思いが強くなり、今日公にDataVaultの情報を発信できることに喜びを感じています。
このブログでも、これからDataVaultの設定の仕方や各機能を、スクリーンキャプチャ交えながら説明していきたいと思っています。特にMacのサポートについては、従来からMacとWHSの組み合わせについていくつかTipsを取り上げてきましたので、それがDataVaultでどこまで便利になるのか、よりすごいことが出来るのか伝えられればと思います。
また、明日発売の週刊アスキーにも、DataVaultの特集ページが掲載されますし、6/26(土)のプリイン祭りでもDataVaultの展示/紹介をして頂ける予定です。今回Web直販のHP Directplusでの取り扱いということで、実機を触る機会はなかなかないかと思います。一足先にDataVaultの実機をみてみたいという方は、是非プリイン祭りに足をお運びください。

ださっち: