昨日、その日の午後に発表されたばかりの10周年記念、新生PIXUSを品川のCanonさんにお伺いしてタッチ&トライに参加してきました。
実際には商品の詳細は知らずに申込をしていたのですが、午後にはRSS上で”Canon、スマートフォン対応のプリンタ”といったニュースが流れていたので、楽しみにしながら会場にお伺いしました。
会場はまさにその日、プレス向けのリリースが行われた場所で、什器などがそのまま残っており発表の余韻が残る中で、製品についてのお話を伺いしました。
また、会場には今回発表された PIXUS MG8130、MG6130、MG5230、MG5130、MP280、iP4830が全て動態展示されており、タッチ&トライも体験してきました。
光が操作をナビする Intelligent Touch System
今回の製品の一番の特徴は、この”Intelligent Touch System”。ピアノブラックの天面上に、優しい白で浮かび上がる操作ボタン。静電センサーが埋め込まれていて、タッチすることでプリンタを操作することができます。UIとしてとても考えられているなと感じたのは、タッチの軽快さと音による反応、そして選択可能なボタンだけが光ってユーザーをナビゲートする仕組みです。
自由に確度を変えられる天面の液晶パネル(これがタッチならもっと良かったなぁ)には機能が直感的にわかるアイコン(このアイコンも非常にきれい)、そしてこの光がナビする “Intelligent Touch System”は機械にあまり強くない女性や年配の方でもすぐに使いこなせそうな印象でした。
開発の経緯の中では、評価の際に操作者の視線追跡分析で、この光 UIがユーザーの注意を適切に引きつけていることの実験結果も説明されました。
充実したネットワーク機能、ピアノブラックの洗練されたデザイン
最近のプリンタ購入時のポイントに、無線LAN対応というのが重視されているそうです。確かにプリンターはパソコン本体以外で一番大きい周辺機器だと思うんですが、無線LANだったら置き場所を選ばなくていいなぁ。
そのためか、デザイン性にもかなり力を入れていて、リビングにおいてもおしゃれなプリンターといえそうです。
上位モデルでは、シルバーモデルも用意されていて、黒はいやという方も安心です。
(シルバーモデルも、天板だけはピアノブラックになっていて、ピアノブラックの天面から白く浮かび上がる Intelligent Touch Systemの世界観にこだっていることが伺えます)
スマートフォン、iphone/ipad/android対応
MG8130、MG6130、MG5230では、iphone、ipad、android から印刷することも可能です。itunesの app ストア、androidのマーケットから専用のアプリをDLしてきて、無線LAN経由でPIXUSから出力することができます。スマートフォンで写真を撮るケースも増えてきていると思いますが、その写真を印刷するのって結構面倒ですよね。androidなどは、microSDはバッテリカバーを開けないと取り出せないですし。この機能は相当便利そうです。
実際、当日はHTC Desireにアプリをインストールして訪問したのですが、その場で無線LANの設定をするだけで、簡単にネットワーク上のプリンタを見つけて印刷することができました。
対応機種は、Xperia、HT-03A となっています。が、手元のHTC Desireでも全く問題なく動作しました。
HD動画からベストシーンをベストショットへ
Canonのデジタル一眼で撮影した Full HD動画から、ベストのフレームを指定して写真として印刷することもできるそうです。デジカメだと一瞬をとらえてベストショットを撮るのは難しいですが、動画からなら比較的いいショットを抜き出すのは簡単ですよね。
オンラインと連携を模索するメーカー
メーカーさんとしては、”純正のインク”をお使いの方向けにオンラインのコンテンツを提供したり、PCに常駐するアプリケーションからオンラインサイトに誘導してイベントへの参加を促したりといろいろとやりたいと考えているようです。このあたりは、メーカーさんとしては苦悩の産物なのかなといった印象でした。
発売は9月9日から
今回発表された6モデルは、9月9日から販売開始になる模様です。