Windows Small Business Server の新エディションである codename “Aurora” のPreview (Beta 版)が現在公開されていますが、SBS 7の Previewもまもなくと噂されています (マイクロソフト、「Small Business Server 7」ベータ版は9月中に公開へ)。
Aurora や SBS 7については何度かこのブログでも取り上げてきました。
(新たに SBS ”Aurora”/SBS 7 のカテゴリ も作成しましたので、そもそもAuroraとは?など参考になれば幸いです)
現行のWindows Home Server(WHS V1) もHP Data Vaultのような法人向け製品の登場もあって、中小企業/SOHO環境での採用事例が増えているようです。ただ、WHS V1 ではそのバックアップ、リモートアクセス等の企業向けにも魅力的なソリューションの一方で、家庭向けOSであることからユーザー数/クライアントPC数が最大10という制約が中小企業/SOHOからみるとやや残念な点かと思っています。
現在Preview版が公開されている Aurora は、新しいWindows Home Server “Vail”の兄弟分のような存在でVailとストリーミング等一部コンシューマー系機能を除き、ほぼ同等の機能を搭載しています。Small Business 向けサーバOSですので、WHS V1、Vailの10よりも多い、25までのユーザー/クライアントPC数をサポートします。
AuroraではVailで搭載されているバックアップ、リモートアクセス等のソリューションに加え、クラウドとオンプレミスの連動により、Small Business 環境へのITソリューションの導入の敷居を格段に下げてくれることが見込まれています。
(Auroraのクラウド連携については、今回のベータ版ではまだ実装がされていませんので、詳細の判明はもう少し先になります)
WHSのクライアントバックアップソリューションは会社でも(いや、会社でこそ)有効だ!とお感じの方、スマートフォンの流行を契機に自社へのスマートフォン導入をお考えの方(スマートフォン+Aurora+BPOS<ExchangeやSharePointなど>の組み合わせでの導入は効果的なソリューションだと思います)など、是非Auroraも評価してみてください。
DLはWindows Small Business Server | Microsoft Connectから可能です。
VailとAuroraの機能差分は近いうちに用意したいと思います。