WHSのサーバーの記憶域に対して、HDDを追加しようとした場合に、
物理的に接続しているにもかかわらず、
・ HDDがコンソールに表示されない
・ HDDはコンソールに表示されているが、記憶域ハードドライブまたはサーバー
バックアップディスクとして追加出来ない
場合があります。
いずれのケースでも以下の手順で、ディスクの管理をみると、OS上は
HDDを認識しています。
(ローカルコンソールまたはリモートデスクトップから)WHSのデスクトップにログオンする
ファイル名を指定して実行から [diskmgmt.msc]と入力してOK
※ ディスクの管理にも表示されていない場合は、物理的な接続を確認します。
またはHDDの物理的故障の疑いがあります。
このような場合、HDD内のデータを削除し、Master Boot Record(MBR)
を再生成することで、コンソールに表示したり、追加出来るようになる場合が
あります。
(ただし、不良セクタがあるとわかっているHDDに以下の処理を実施すべきでは
ありません)
【手順】
・ クライアントPCまたはWHSにHDDを接続する
・ ファイル名を指定して実行 から cmd と入力してOK
・ コマンドプロンプト内で以下のコマンドを実行
diskpart [enter]
list disk [enter]
・ 以下のように、接続されているHDDの一覧が表示される
Disk ### Status Size Free Dyn Gpt
-----– ----------– ---------- -----– ------ ------
Disk 0 オンライン 80GB 0 B
・ 出力された結果から、コンソールに表示されないHDDを特定し、そのDisk ナンバー
を確認する
・ 以下のコマンドを入力
select disk x <x: 表示されないHDDのDiskナンバー>
・ 次のコマンドを入力する
※ 次のコマンドを入力すると、HDD内の内容は全て消去されるため、
よく確認してから実行すること
clean [enter]
exit [enter]
・ 完了後、WHSコンソールからディスクの追加を再度試してみる
追記:
上記方法で追加できない場合、以下の手順を試してみます。
1) WHSに当該のHDDを接続し、WHSにリモートデスクトップする。
2) WHSのコマンドプロンプトを起動し、
mountvol /e
と入力してエンターを押下。
3) 再度WHSコンソールからサーバーの記憶域への追加と試してみる。