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WHS後継サーバーの本命、Thecus社のWindows Storage Server 2012 R2 Essentialsを搭載したNASが国内上陸。

Windows Server 2012 R2 のNAS向けSKU、Windows “Storage” Server 2012 R2 Essentialsこそが、Windows Home Server 2011の後継製品に相応しいかもしれないで紹介したThecus社のWindows Storage Server 2012 R2 Essentials 搭載NAS製品が国内でも販売開始されていることを確認しました。国内代理店は、株式会社アーキサイトさんのようです。

起動ディスクにはSSHDを採用。RGBやHDMIディスプレイポートも搭載

ThecusのWindows Storage Server 2012 R2 Essentials(WSS2012R2E)プレインストールNASは世界で最初のWSS2012R2Eプリイン製品です。OS起動ディスクにはSSHDを採用し、OSのロードや起動含め、高速なパフォーマンスを発揮します。

ディスプレイポートを搭載しないことがロゴ条件に含まれていたことから、WHSのアプライアンス製品ではディスプレイポートが非搭載で、サーバー障害時に四苦八苦することが往々にしてありました。ThecusのWSS NASはRGBやHDMIポートを搭載しているため、そういった苦労からも解放されます。

Windows クライアントのフルメタルバックアップ/リストアに対応する唯一のNAS

Windows Home Serverの伝統を受け継ぐ、クライアントPCのフルメタルバックアップ、フルメタルリストア機能を搭載したNAS製品はこれが唯一の製品となります。WHSでこの便利さを知ったユーザーは、WHSの置き換えをどうしようかと迷っていた方も多いのではないかと思います。少しお値段は高いですが、WHSユーザーが次に選ぶサーバーはこのNASが一番です。

リモートWebアクセスやDLNAサーバー機能も

もちろん、リモートWebアクセス(xxx.remotewebaccess.com の無料DNSサービス付)やDLNAサーバー機能も利用できます。

記憶域スペースやデータ重複除去も利用可能

もちろん、ストレージサーバーですから、Windows Server 2012 以降に搭載されたSDS(Software designed Storage)、記憶域スペースが利用できます。また、重複除去も利用できます。

中小企業環境だけでなく、高リテラシーの個人層にもお勧め

WSS2012R2Eは50ユーザーまでの中小企業環境はもちろん、Windows Server 2012 R2 のNAS向けSKU、Windows “Storage” Server 2012 R2 Essentialsこそが、Windows Home Server 2011の後継製品に相応しいかもしれないでも紹介したように、かつてのWHSユーザーが後継製品として選ぶのにも適しています(価格は除く)。WHS v1を我慢しながら使っていた方、WHS2011の製品サポートが迫り来るのも横目に、今後どうしようか悩んでいた方には(価格を度外視すれば機能面では)是非お勧めの製品となります。

WHSユーザーよ、もう一度

私もWindows Home Server製品が終了し、MVPとしてのWindows Home Server カテゴリーがなくなった昨年からは、File System and Storageの分野でMicrosoft MVPを頂いてきました。それは、記憶域スペースに興味を持っていたこともありますが、こういう製品が登場したときにまたかつてのWHSコミュニティのような活動が出来る日がくるかもしれないと思ってのことでした。

値段はおいそれと気軽に手を出せるものではありませんが、かつてのWHSユーザーが同じような機能を持ったアプライアンス製品を日本でも入手出来る日が来たことを契機に、再び興味を持ったユーザーが活発にコミュニケーションしたり、サーバー製品の知識を身につける入り口としての製品として盛り上がれば良いなと思ってます。

ださっち: