WHS V1のクライアントリストアCDは、WinPE 2.0 x86でした。従って、リストア時にリストアCDがNICを正しく認識出来ない場合は Windows Vista用の32bit用ドライバを用意して読み込ませてくださいと案内をしてきました。
WHS V1のリストアCDがWinPE 2.0であるのは、リストアCDの中を覗いてみるとわかる部分があります。
たとえば、WPEUTIL.EXEのプロパティをみてみると、ファイルバージョンが6.0.6000で始まっていることから、Windows Vista 無印世代だとおわかり頂けるかと思います。
それでは、今回WHS2011のリストアCDはどのような環境になっているのでしょうか。WHS 2011のリストアCDでは、32bit/64bitのコンボCDになっているため、まず起動時に32bitか64bitかを選ぶことが出来ます。
肝心のバージョンはというと、リストアCDの中を見ただけではわかりませんでした。リストアCDをセーフモードで起動してみると、画面上部に ビルド7600 の文字が確認出来るかと思います。ここから、Windows 6.1.7600すなわちWindows 7 無印世代であることが確認出来ます。従って、Win PE 3.0ということになります。
このことから、WHS2011のリストアCDでNICやマスストレージドライバを正しく認識出来ていない場合は、起動時に選択した32bitまたは64bitいずれかの、Windows 7 用ドライバを適用すればよいということになります。