WHS2011では、Windows 7 から導入されたホームグループにサーバーを参加させることが出来ます。ホームグループは、家庭内LANにおいてサーバーという概念がなくてもファイル共有やプリンターの共有が出来る、新しい機能です。
ホームグループに参加したコンピューターではライブラリとして公開されているフォルダーにアクセスが可能となります。
WHS2011では通常のユーザー毎のアクセス権ベースのファイル共有に加え、このホームグループをサポートしています。この両方を設定した場合、ホームグループのアクセス権が優先され、ユーザー毎のアクセス権で設定したアクセスコントロールは出来ません。
従ってたとえば、ユーザーA にはアクセスを禁止している ピクチャ フォルダがあった場合、ホームグループに参加してピクチャフォルダを公開すると、ホームグループに参加しているPCにユーザーAがログオンすると、ピクチャフォルダへのアクセスが可能になります。これが望ましくない場合は、ホームグループにサーバーを参加させるのではなく、従来通りユーザー毎にアクセス権を設定してファイル共有を行う必要があります。