Windows Home Server 2011とベースを同じくしたColoradoファミリーの一つで、クラウド時代の中小企業向けサーバー製品として開発されたマイクロソフト初の「オンプレミスとクラウドのハイブリッドサーバー」ともいえる、Windows Small Business Server 2011 Essentials にDSP版が登場しました。
NTT-X ストアでは、HP ML110G6 または 富士通 PRIEMRGY MX130 S1とセットで 49,800円で購入できます。
SBS2011EssentialsDSP版とML110G6とのセット 49,800円
SBS2011EssentialsDSP版ととPrimagyとのセット 49,800円
SBSeの特徴は過去のエントリーでもなんどか紹介をしてきました(Vail、SBS Essentials、SBS 7、Storage Server 2008 R2 Essentialsなど)。WHS2011との比較を中心におさらいをすると、
- クラウド連携(Office 365とのシームレスな連携:アドインが登場予定)
- ActiveDirectoryのドメインコントローラーになることが出来る
- ユーザー数25人まで(WHS2011は10人まで)
- メモリ最大32GBまで(WHS2011は8GBまで)
- 2CPUのサポート
- メディアストリーミングは出来ない
- LOB等のサーバーアプリケーションのサポート
が大きな特徴といえるかと思います。WHS2011譲りのクライアントPCのバックアップおよびリストア、リモートWebアクセス、サーバーダッシュボードを通じた容易な管理はそのままに、SMB向けの機能を強化したサーバーです。
比較表1:
(DirectAccessは出来ないので資料がちょっと古いですが・・・)
比較表2:
別途Premium Add-onを購入することで、機能制限のないWIndows Server 2008 R2とSQL Server 2008 R2 for SBSを利用することが出来ます。
SBSeでは利用できないHyper-V、DirectAccessといったWindows Server 2008 R2の機能でより便利に使ったり、SQL Server 2008 R2の優れたBI機能を利用することも出来るようになります。SQL Server 2008 R2とExcel 2010 の組み合わせによるセルフサービスBIは強力なツールとなるはずです。
クライアントPCのバックアップなどはWHS2011と共通のため、このブログに掲載しているWHS2011向けのFAQコンテンツも大多数がSBS2011eにも適用出来ます。SBS2011eユーザーの方にも参考にして頂ければと思います。