海外からこのような情報が飛び込んできました。
1TB,1.5TB,2TBとHDD容量が劇的に拡大していくのに対応するため、Western Digital(WD)は従来の1セクター512byteから4KBフォーマットに移行しているようです。
(ちなみにこの移行は他のHDDベンダーでも今年から来年にかけて実施される模様です。)
(新フォーマットがどういうものかについては、Advanced Formatも参照ください。)
これによる問題が発生しうるのは、Windows 6.x以前のWindowS OSの場合です。Windows 6.x以降(Windows Vista/Server 2008/Windows 7/Server 2008 R2)ではこの規格をサポートしています。
(Windows Server 2008 R2がベースになると言われている、次期WHSでは当然この問題は発生しません)
6.x以前のWindows ではこの変更が原因によるパフォーマンスの低下が発生しえて、WHSはベースOSがWindows Server 2003 R2ですから、問題が発生する対象となります。
Western DigitalはWindows 6.x以前のOSでこの問題を解決するために、WD Alignと呼ばれるユーティリティをリリースしています。しかし、残念ながらこのユーティリティはWindows Home Server 上で実行することが出来ません。
Windows Home Server 開発チームもこの問題を認識して、WDと協議を始めている模様です。
解決策が公表されるまでの間は、WDの新フォーマット対応HDDをWindows Home Serverで採用するのは避けた方が良いかと思われます。
Acronics WD Align CD ISOで、対策を紹介しています。
WHS v1 で Advanced Format の HDDは推奨されない旨のKB情報が正式に公開されました。
コメント
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はじめまして
いつも楽しみに拝見ししています
先日、既存のHDDが調子悪いため、思い切って「この問題を知りながら」も、WD20EARSを購入しました。
タイミング良くWe Got ServedのForumで、このHDDのトピックが上がっており、話が進むにあわせて当方でも、このトピックでアップロードされているWD Align(OSチェック回避HACK版)をWHSで実行してみましたが
残念ながら一見うまくいったように見えますが遅いままでした(XPからの実転送速度3.5MB/s程度でした)
なお、WD Alignを実行するには幾つかの注意が必要になります
WD Alignはファイルが無いドライブはフォーマットを行い、ファイルが有るドライブはセクタの再構築を行います
ストレージドライブ登録後にフォーマットされた場合はDE管理外になってしまうため使い物になりません
セクタ再構築をした場合は、再起動後にストレージドライブにもドライブレターが割り当てられます
WD Alignはヘッドレスでも特に問題なく実行できます(H340で検証しています)
再起動したらWHSコンソールを開かずにリモートデスクトップでWD Alignを続行してください
セクタの再構築には、かなり時間が掛かります
現在はWD Alignの使用をを諦めてジャンパーモードでストレージドライブとして安定稼働しています
最後に、このHDDのジャンパーモードでは1パーティションしかサポートしていないので、2パーティション作成するシステムドライブとしての使用には向いていないと思われます
駄文の長文失礼しました
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はじめまして。
大変貴重な情報をありがとうございます。
やはり、WHSへの正式対応が望まれるところですね。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
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はじめまして。
いつも参考にさせていただいてます。
自分も「この問題を知りながら」、WD20EARSを購入しました。
当初は、HDS722020ALA330でWHSを組んだのですが、2度の初期不良に当たってしまい、嫌気がさして WD20EARS に交換しました。
WD20EADS という選択肢もありましたが、怖いもの見たさという感じでしょうか(笑)
WHSにおけるWD20EARSの用途ですが、System&Poolとして使うことです(C、Dドライブ)。
そのため、駄目もとでWD Align(OSチェック回避HACK版)を当ててみました。
セクタの再構築は約1時間ほどで終わりました。
導入後に明らかに変わったと体感できたのは、WHSの操作レスポンスです。
WHS PP1インストール直後とPP3までUPDATEした直後では、どうにも操作のレスポンスが悪く、数秒置いて実行されるといった感じでした。
WD Align実行後は操作の間がかなり改善され、通常とさほど変わらない感じがします。
肝心の転送速度ですが、クライアント(Win7 Pro 32bit)とWHSをLANケーブルで直結し、主にISOファイルをアップロードしてみました。
タスクマネージャのネットワークで見ると、リンク速度1Gbpsに対して、常に50~60%を使用していました。
タスクマネージャの表記が正しければ、64MB/sec前後の転送速度は出ていることになります。
真の性能は出ていないかもしれませんが、当方の環境は無線LAN(11a)接続ですので、上記の数値が出ていれば十分といったところです。
WHS対応版WD Alignのリリースに期待しつつ、このまま運用しようと思います。
ご参考になれば幸いです。
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コメントありがとうございます。大変参考になります。
ジャンパで7-8ピンをショートする設定方法や、isoイメージになった
WD Alignツールなどで何とか使えるようにはなっている情報もあるようですね。
今後ともよろしくお願いします。