ASUSのSIMフリーAndroidスマホ、Zenfoneシリーズに、新作の「ZenFone Go」が登場しました。早速、ASUSさんからお借りできたので、レビューしてみたいと思います。
5.5インチでサイズは少し大きめ
以前ASUSさんから頂いたZenFone 2 Laserと並べて比較してみました。右側がZenFone Go、左側がZenFone 2 Laserです。
こうやって並べてみると、5.0インチサイズのZenFone 2 Laserと比較して、5.5インチサイズのZenFone Goが一回り大きいことがおわかり頂けると想います。
キャリアのスマホは、このサイズになってくるとFull HD製品が主軸ですが、Zenfone Goは720×1280と解像度は低めです。ただ、Full HD解像度のスマホも、Webブラウザの描画ではみやすくするために拡大して描画していることが多く、HD動画を参照する場面が以外ではその差は体感的に大きくないと思います。
むしろ、液晶の発色もよいため、ディスプレイが綺麗と感じられると思います。 ZenFone 2 Laserと比較すると、液晶の輝度も新しいZenFone Goのほうが明るく、発色も綺麗にみえます。
廉価モデルだが、クアッドコアCPU搭載で、動作はサクサク
ASUSの製品は、キャリアのAndroidスマホとしてプリインアプリが少ないせいもあるのか、動作がとても軽快なのが気に入ってます。
このZenFone Goも、これまでのASUS製品同様、サクサク動きます。画面スワイプやアプリ切り替え時のひっかかりはほとんど感じられません。CPUに、クアッドコアのSnapdragon 400 1.4Ghzを搭載しているのもこの一因だと思います。
ZenUIなどASUS製ユーティリティは踏襲
Zenfoneでは、ZenUIと呼ばれる独自のUIが搭載されています。文字は大きく、操作も直感的なUIとなっています。このUIに慣れてしまうと、逆に他のスマホを使っている際に不便に感じる場面がでてきてしまうくらいです。
デュアルSIMスロット搭載で、海外旅行で活躍
ZenFone 2 Laser同様、デュアルSIMスロットを搭載してます。国内でLTEのデュアル待ち受けはできませんが、海外旅行にいった際にはLTEと3Gのデュアル待受もできるようです。
右側がSIM1スロット、左側にSIM2スロットとmicroSDスロットがあります。SIMサイズはmicroSIMです。
国内主要MVNOのAPNはプリセット
いわゆる格安SIMと呼ばれる、MVNOのSIMでこの端末を利用される方も多いと思いますが、主要なMVNOのAPNはプリセットされているため、APNの一覧から選択するだけで通信が可能になります。
個々のユーザー毎にユーザー名とパスワードが異なるようなMVNOなどはプリセットされていないようですが、他の端末同様に自身で登録することで利用できるようになります。
質感はあまり期待できない。リアカバーがペラペラなのが気になる
ASUS製品はリアカバーが取り外ししにくいとのこれまでの評判を気にしたのかどうかわかりませんが、リアカバーが柔らかくなっているのが気になりました。
端末に取り付けてしまえば特に違和感はありませんが、手触りも以前のZenFone 2 Laserと比べるとつるつるで質感にかける印象を受けました。このあたりはお値段相当と考えた方がよいでしょう。
全体としてはバランスがすごくいい
コストパフォーマンスの面でみると、とてもバランスの取れた良い端末だと思います。
ASUS Shopでは、21,384円でJJImioの音声SIMとmicroSD、保護フィルム付で販売されています。このお値段で買えるスマートフォンとしてはとてもコストパフォーマンスの良い端末だと思います。
これからスマホデビューをしたい方にもお勧めな端末です。
なお、ASUS OUTLETショップでは、前モデルのZenFone SelfieやZenFone 2、Laserなどが1万円ほどお安くなっているようです。入門モデルではなく、上位機を狙いたい方はアウトレット製品を狙ってみるのもよいのではないでしょうか。アウトレットといいつつ、ASUS Shopの場合は良品の在庫処分の場合が多いようで、新品の良質品が届きます。
次は、ソフトウェア周りをみたいと思います。