DE代替ソリューションとして、海外ではDriveBenderとDrivePoolの開発が進んでいます。
WHS V1におけるDEに最も考え方が近いDE代替ソリューションはDrivePoolです。DrivePoolはMilestone 4 でパフォーマンスの改善を中心に開発が進んでいます。
具体的にDEにどのあたりが近いかというと、たとえばストレージプールに作成したフォルダ単位で、”フォルダの複製”を行うことが出来る点です。
DrivePoolでは、この”フォルダの複製”プロセスをリアルタイムで行うか、後で行うか指定することが出来ます。
リアルタイムで行うと、1つのファイルを書き込むのに同時に2つのディスクIOが起こることになり、パフォーマンスの低下が起こりえます。それを回避したい場合は、後で(夜間に)複製するようにしておけば、パフォーマンス低下を回避することが可能になります。
DrivePool M4もまもなくテストが終了し、最終版となる予定です。VVAULTもパフォーマンスが向上してかなり使いやすくなっていますが、海外製のDrivePoolがRTWすることで、海外でもWHS V1からWHS2011へのマイグレーションの流れが加速するのではないかと思います。WHS2011対応Add-inの増加など、これからの海外の動きに期待したいと思います。