Windows Home ServerやWindows Server Essentialsエディションのように、ダッシュボード上でネットワーク上のクライアントPCを一覧管理し、共有フォルダーやNAS上にイメージバックアップができる、「AOMEI Backupper Network」がAOMEI Technology からリリースされました。 AOMEI Backupper Networkは、無料でダウンロードできます。
日本語版サイトはベータ版のままとなっています(2018/5/7時点)。
正式版は、英語版サイトからダウンロードしてください。
管理コンピューターにはAOMEI Backupper Network(無料)を、クライアントコンピューターにはAOMEI Backupper Standard(無料)をインストールします。
WHSやWSE同様に、管理コンピューター上からAOMEI Backupper StandardがインストールされたクライアントPCのバックアップを管理することができ、バックアップイメージは共有フォルダーやNAS上に保存することができますので、複数のPCがある家庭はもちろん、中小企業の管理者にとっても便利なソフトになりそうです。
本日公開されたファイナルリリースでは、ベータ版から以下のような改善も実施されています。
仮想マシンをインストールできるNASを使って、WHSの代替ソリューションを作れそう
「AOMEI Backupper Network」の登場で、WHSやWindows Server Essentialsの特徴的な機能だったクライアントコンピューターのイメージバックアップが代替できるようになりました。
最近では、NASの機能向上が著しく、リモートアクセスやVPN、スマホアプリからのアクセスなどの機能が充実しています。
また、ハイパーバイザーの機能を備え、仮想マシンを稼働させられるNASなどもでています。
NAS各社の仮想化対応には、以下のような例があります。
- Virtual Machine Manager – Synology
- Virtualization Station – QNAP NAS
- 仮想化アプリケーション – ASUSTOR NAS
これらのNASにWindows 10やWindows Serverなどをインストールし、NASネイティブの機能と、Windows OS上に追加した「AOMEI Backupper Network」のクライアントバックアップなどの機能を組み合わせることで、家庭でも中小企業でも便利なサーバーを構築することもできそうです。
実際の使い方は別途、AOMEI Backupper Networkでクライアントコンピューターバックアップを集中管理するで詳しく紹介したいと思います。