Windows Server 2012 R2 Essentials (または Windows Server Essentials エクスペリエンスを有効にした Windows Server 2012 R2)を用いて、中小規模ビジネス環境における、社外の開発ベンダー、パートナーとのコラボレーションを改善する方法のガイドが、TechNet(Improve collaboration in small and midsize businesses)で公開されています。
ビジネスにおいて、社内の従業員と社外のベンダー、パートナーの間での情報交換は、ややもすればExcelで作成した課題管理表やPowerPoint、Word、Excelで作成した資料を電子メールに添付してやりとりするといった手法がまだ多いのではないでしょうか。こういったやりとりは、どれが最新のファイルが不明確になったり、意図しない誰かに転送されるあるいはインターネット上でのぞき見られるリスクが存在するなどの問題を抱えています。残念ながら、それでも日本の現状は大企業でも情報管理上の問題から、クラウド上のコラボツールを使うことは国内ではほぼなく、上記のような手法でデータをやりとりしているケースが大半ではないかと思います。
中小企業あるいはベンチャー、スタートアップでも同様か、あるいは逆に重要な情報も無償で利用できるクラウドサービス上で共有されていて、アクセス権が適切に設定されずに誰かにみられたりするリスクを抱えているかもしれません。
今回公開されているガイドは、重要なデータはオンプレミスの Windows Server Essentilas に保存し記憶域スペースを活用して冗長性を確保しつつセキュアに保存、社外のベンダーやパートナーとは必要なものだけOffice 365 の SharePoint Online や Exchage Online を利用してクラウド上で共有する環境を構築する手法を解説しています。
日本語になっていないのが残念ですが、中小規模ビジネスにおけるWindows Server 2012 R2 Essenetials(または Windows Server Essentials エクスペリエンスを有効にした Windows Server 2012 R2)を利用したビジネスをセキュアかつ効率よく展開するハイブリッドクラウドソリューションの構築方法として参考になるのではないでしょうか。
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