既に以前から海外で報じられていますが、今日は日本語の記事も掲載されていたので、フォローの記事を掲載しておきます。
次期「Windows Home Server」で廃止予定のDrive Extender、他社製アドオンで復活へ – CNET Japan
ストレージプールを作成して、複数のHDDを一つのストレージのようにみせ、またフォルダの複製も可能にするようなDE代替の機能をadd-inなどで提供しようとする動きがあります。
Drive BenderはWHS V1のDEにインスパイアされたようで、DE相当の機能をWHSに限らず全てのWindowsで利用可能にしようとするアプローチのようです。日本時間で明日からベータテストが始まるようなので、テストが開始されたら早速利用してみようと考えています。
StableBit DrivePoolは、WHS 2011のadd-inとしてダッシュボードから管理可能なストレージプール機能を提供しようとしているようです。WHS V1のDEに一番近いのはこのadd-inでしょう。このadd-inについては作者さんとはコンタクト済みで、日本語化についても関心があるようなので、Lights-OutやWHS Phone for android 同様このadd-inについても我々の手で翻訳をすることになるかもしれません。
Datacoreのストレージ仮想化機能は、単なるDEの代替というよりもその上を行くソリューションとなりそうです。この会社はSANmelodyといった製品などが有名ですが、これらのテクノロジーをWHS 2011やSBS 2011 Essentialsに対応させてくるのではないかと思われます。
非常に喜ばしい動きであり歓迎したい反面、OS標準ではないこれらの機能をそれぞれの利用者やOEMベンダーが採用することで、サポートは逆に難しくなってきそうです。WHS V1ではOEM依存、固有の機能は比較的少なく、HPであれAcerであれDSP版であれ、WHSとしての経験、知識でカバー出来る部分が大半です。
現在TechNetフォーラム等で回答をしていますが、これだけテクノロジーが細分化されてくると、それぞれについて相当な見識を深めないと回答するのは困難です。
そういう点では正直、悩ましいなとも思っています。
たぶん、手元に全OEM製品やadd-in導入環境を揃える位の覚悟で臨まないと、現行と同等レベルの回答は出来ないだろうなぁとも思っています。そういう点からすると、WHS 2011、SBS 2011 Essentials、Storage Server 2008 R2 Essentialsでは我々の手に負える範囲はもしかしたら狭くなり、OEMベンダーや販売店のサポート力が重要になるかもしれません。
これらストレージプールに関する技術動向はしばらく注視したいと思っています。
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