ワークフォルダーで利用するポートを変更する

Windows Server 2012 R2 の新機能であるワークフォルダーは、BYODを支援する、Windows Server 2012 R2 の新機能です。会社(や自宅など)に設置されたオンプレミスのWindows Server 2012 R2 上のワークフォルダーを、プライベートクラウドのように自宅や外出先から利用する事ができます(@IT BYODをサポートするワーク・フォルダ)。

一方、Windows Server 2012 R2 Essentials (Essentilas エクスペリエンスを有効化したWindows Serer 2012 R2 も同様)では、従来のWSEやWHS同様、リモートウェブアクセスサイト(RWA)を利用することができます。リモートウェブアクセスサイトでは、デフォルトで TCP 80,443を利用しますが、R2で新たに導入された ワークフォルダー の機能も同様にTCP  443を利用します。そのため、Essentilas エクスペリエンスとWindows Server 2012 R2 のワークフォルダーを同時に使用すると、TCP 443でポート競合が生じてしまいますので、どちらかが利用するポートを変更する必要があります。

ワークフォルダーのポートを変更する方法は、Windows Server 2012 R2 – Resolving Port Conflict with IIS Websites and Work Foldersで記載されていますが、c:\windows\system32\SyncShareSve.config を開いて、bindingInformation のポートを変更します。その上で、ワークフォルダーを設定する際のアドレスに「:ポート番号」を付けてポートを指定することで、デフォルト以外のポート番号でワークフォルダーを利用することができるようになります。

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