FFmpegでandroidにストリーミング可能な動画を作る

  WHS V1は標準で搭載されているWindows Media Connect機能や、別途Twonky Server等のDLNAサーバーソフトを導入することで、DLNA(互換)サーバーとして利用することが出来ます。

  また、WHS 2011のメディアストリーミング機能は、Windows 7(WMP12) と同等のDLNAサーバー機能を搭載していて、DLNAデバイスとの互換性が高くなっています。

 

  そのDLNAサーバー機能を利用して、android端末にMP4動画をストリーミングするには、MP4がストリーミングに適したファイルになっている必要があります。しかし、FFmpegを利用してエンコードした動画は我が家ではTwonky ServerやWHS2011を使ってもandroid端末に配信できず、困っていました。iPhoneでは再生出来ても、androidでは再生出来ないので、android側の問題かと思っていたのですが、androidはストリーミングのファイル判定が厳格な印象です。音声はAACでないと音が出ませんでした。

 

調べていくうちに行き着いたのが以下のサイトです。

参考:MP4コンテンツの作成手順 – Media Link Player

上記サイトによると、FFmpegでエンコードした動画はmoov,mdatヘッダがストリーミングに不適切な順序で出力されているため、DLNA対応機器では扱えないようです。

上記サイトにあるように、mp4boxを利用してコンバートすることで、android端末に対してもDLNA経由でストリーミング出来るようになります。

 

実際に試したところWHS V1+Twonky Server、WHS 2011上のファイルを、今まで再生出来なかったDOCOMO T-01C/SH-03C、au IS01、HTC Desireでの再生を確認しました。DLNAクライアントはTwonky MobileやDixim Player、uMediaPlayer等複数のソフトでの再生を確認しています。

 

今年はTegra 2 搭載HoneyComb等androidタブレット端末の充実が予定されています。

WHS 2011はTwonky Server等のDLNAサーバーソフトを別途導入しなくても、互換性の高いDLNAサーバー機能を搭載しています。おうちの中で、andoroidデバイスのDLNA母艦としてWHS 2011を利用したり、リモートアクセスWebサイトもモバイル対応していますので、外出先からファイルをモバイル端末にダウンロードして再生することも出来ます。メディアサーバーとしてもWHS 2011 は魅力的なOSになると思います。

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