Windows Server 2012 Essentials も RTM へ

WHS全般

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2012年8月1日にRTMが発表されたWindows Server 2012 に続き、Windows Server 2012 Essentials もRTMしたことが公式ブログで発表されました。Windows Server 2012 のSKUの中で未RTMだったのは Essentials だけでしたので、これによってWindows Server 2012 の全てのSKUがRTMしたことになります。

RTMはWindows Server 2012 に比べて約2ヶ月ちょっと遅れたことになります。Windows Server 2012 のパッケージ版が9月下旬に発売になったことを考えると、Windows  Server 2012 の GA は 12月下旬頃かなと想像しています。

Windows Server 2012 Essentials では、Windows Home Server 2011 と比較し主に以下の点が大きく進化、改善されています。

  1. 記憶域スペースの搭載による、ストレージの仮想化
    記憶域スペースについては、このブログでも何度も取り上げてきました。DEを愛してやまなかったWHS V1 ユーザーにとって、仮想プールが物理容量から解放される記憶域スペースは更に魅力的なソリューションに映るのではないかと思います。記憶域スペースについては以前イベントで説明したスライドがありますので、参考まで。
  2. クライアントバックアップにおけるGPTボリューム/EFIの完全サポート
    WHS2011では、GPTボリュームやEFIを利用するクライアントコンピューターはバックアップ出来ませんでした。BIOSからEFIへの移行が進み、Windows 8 ではEFIによるWindows の高速起動なども実現されますし、3TB HDDが再び安くなりつつある昨今、GPT/EFIのサポートは重要な要素になるかと思います。
  3. サーバーバックアップの2TB越え
    Windows Server バックアップでは従来は2TBが上限でしたが、 VHDXにより2TB以上のバックアップを作成することが可能になります。
  4. リモートWebアクセスサイトからのメディア配信
    WSEでは HTTP ブログレッシブダウンロードによるストリーミングもサポートしたことで、AndroidやiPhoneなどの Silverlight非対応デバイスでもストリーミング再生が可能になります。
  5. Windows Azure Online Backup によるクラウド上へのバックアップ
    ローカルHDDへのバックアップだけでなく、クラウド上のストレージへの自動バックアップもサポートされます。DRの観点からも、クラウド上へのオフサイトバックアップは中小企業にとって重要な要素になるでしょう。
  6. VPNのサポート
    リモートWebアクセスに加え、VPNもダッシュボードから設定することが出来ます。DirectAccessを利用することも可能ですので、ネットに繋がる環境であればどこでも自宅やオフィスの環境を実現出来ます。

一般入手可能までもう少しです。

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