[記憶域プールをPowerShellで使いこなす]Add-PhysicalDisk

記憶域プール(Storage Spaces)は、Windows Serverだけでなく、Windowsクライアントでも利用できますが、使いこなすには技術に対する理解と、PowerShellのコマンドレットが必要になってきます。

GUIから設定できる項目は限られており、WindowsクライアントPCのGUIだけでしか記憶域スペースを使ったことがない方は、本当の記憶域プールを理解していないといっても過言ではないかもしれません。

記憶域プールに関するPowerShellのコマンドレットを紹介しながら、理解を深めていきたいと思います。

Add-PhysicalDisk

概要

Add-PhysicalDiskは、物理ディスクを特定の記憶域プールに追加したり、物理ディスクを特定の仮想ディスクで使用するように明示的にアサインする場合などに利用します。

Windows Server 2016のPowerShellで、

を実行した出力は以下の通りです。

Add-PhysicalDiskの詳細は、TechNetライブラリのAdd-PhysicalDiskを参照してください。

構文例

以下のような形で用いることができます。

例1:特定の物理ディスクを、フレンドリー名で指定した記憶域プールに追加する

1行目では、”PhysicalDisk5″というフレンドリー名を持った物理ディスクを、オブジェクトとして変数 $PDtoAdd に割り当てています。

2行目では変数 $PDtoAdd で指定された物理ディスクを、”CompanyData”というフレンドリー名を持った記憶域プールに対して明示的に追加しています。

例2:Usage属性を指定して、物理ディスクを追加する

この例はほぼ例1と同じですが、2行目で物理ディスクを記憶域プール”CompanyData”に追加する際、Usage属性を”ManualSelect”に指定して追加しています。

Usage属性はデフォルトでは”AutoSlect”となり自動的に物理ディスクはプールで使用されるよう構成されますが、明示的に”ManualSelect”や”HotSpare”に指定することで、自動的に利用されるのを防ぐこともできます。

例3:利用可能なすべての物理ディスクを、指定する記憶域プールに追加する

1行目では、-CanPool属性が”True”である物理ディスク全てを、オブジェクトとして変数 $PDtoAdd に割り当てています。

2行目では、変数 $PDtoAdd で指定された物理ディスクを、”Demo Pool”というフレンドリー名を持った記憶域プールに対して明示的に追加しています。

例4:記憶域プールを取得した結果をパイプして、Add-PhysicalDiskを実行する

この例では、Primordial属性が”False”の記憶域プールを取得し、パイプラインでつなげることで、その出力結果に対して後ろの物理ディスクを追加するコマンドレットを実行しています。
(Primordial属性が”False”の記憶域プールが複数ある場合は実行できません)

追加する物理ディスクは、変数を用いるのではなく、-CanPool属性が”True”の物理ディスクを取得するコマンドレットを入れ子にして、指定しています。

例5:特定の仮想ディスクに対して物理ディスクを指定して追加する

この例では、フレンドリー名”PhysicalDisk3″と”PhysicalDisk4″の2つの物理ディスクを指定して、フレンドリー名”UserData”の仮想ディスクに割り当てています。

このように、特定の仮想ディスクでのみ利用されるように物理ディスクを追加することもできます。

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