HDL-Z2WHを工場出荷状態に戻す(リカバリ)

Windows Home Server 2011

HDL-Z2WHシリーズを出荷状態に初期化する方法です。

他の製品では、クライアントPCにリカバリ用DVD-ROMを挿入し、ネットワーク経由でインストールイメージをサーバーに展開する方式が多く採用されています。HDL-Z2WHシリーズでは、これとは違った方式になっています。

HDL-Z2WHのリカバリ方法

用意するもの

  • USB接続のDVDドライブ(2層メディアが読めるもの)
  • 製品添付のサポートソフトDVD
  • LANケーブル及びインターネットに接続しているルーター等

リカバリ手順

  1. HDL-Z2WHの電源をOFFにします。
  2. HDL-Z2WHのUSBポートにDVDドライブを接続します。
  3. HDL-Z2WHにLANケーブルを接続し、ルーター等と接続します。
  4. DVDドライブにサポートソフトDVDを挿入します。
  5. 先の細いピン等でHDL-Z2WH本体背面のResetスイッチを押し続けながら本体の電源を入れます。7秒ほど経ったらResetスイッチから手を離します。
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  6. 自動的にリカバリー処理が開始されます(所要時間40~50分)。リカバリーが完了すると、『ピピピッ、ピピピッ』とビープ音が鳴り続けます。本体前面のFuncブタンを押すとブザーが止まります。
  7. 再度初期設定を行います。

注意事項

  1. リカバリー実施時は、プライマリHDDとUSB接続のDVDドライブのみが接続された状態で実施する必要があります。その他のデバイスが接続されていると”自動的に電源がOFFになりリカバリー出来ません”。DSP版では、プライマリHDD以外のHDDが接続されていても、プライマリHDDだけをフォーマットしますがこのあたりの挙動はDSP版と大きく異なる挙動になります。
  2. 『HDDにC:\Windows フォルダが存在しない場合は、HDD全体を消去した後にリカバリーが実行されるため、Dドライブのバックアップを取ってからリカバリーしてください』と説明書には記載されています。プライマリHDDにC:とD:の2つのパーティションが存在しており、CドライブにC:\Windowsフォルダが存在している場合(新規HDDではなく、リカバリー以前に利用していたプライマリHDDに対してリカバリーする場合)は、プライマリHDD内の2つのパーティションのうちD:ドライブはフォーマットされないということになります。実際にリカバリーしてみたところ、Dドライブに保存されたデータは保持されていました。このあたりも、DSP版のプライマリHDD全体がフォーマットされる挙動とは異なります。

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