Android タブレット から Windows Home Server 2011のダッシュボードを開こう

Windows Home Server

タブレットデバイス全盛の感がある昨今ですが、ここまでtabletデバイスが流行してくると、このブログの対象読者の家庭には恐らく複数台のAndroid tabletデバイスがあると思います。

せっかくなので、android tabletデバイスを活用して、LAN内からWHS2011の管理をしてしまいましょう。今回は、Android 用のrdpアプリの中でも、RDP Windowsリモートデスクトップを利用します。RDP Windowsリモートデスクトップは3日間の試用が可能で、ライセンスは201円で購入可能です。

RDP Windowsリモートデスクトップを選択した理由は、

  • せっかく有償のアプリを購入するなら、将来の可用性を考えたい。RDP Windowsリモートデスクトップは、Winodws 8 、Windows Server 2012 対応を謳っていて、RDP 8.0やRemote FXも利用可能。
  • TS Gatewayも対応している。
  • リモートで実行するアプリケーションの指定が可能(WHSのダッシュボード的にはここが重要)

などを考慮したからです。なお、LAN外からリモートWebアクセスサイト(RWA)を利用してクライアントPCへのリモートデスクトップをしたいと思うところですが、RWAは ActiveXを利用していることと、Cookieベースの特殊な認証を利用しているため、クライアントPCへのリモートデスクトップ接続は出来ません。

RDP Windows リモートデスクトップの設定方法

  1. RDP WindowsリモートデスクトップをAndroidタブレットにインストールします。
  2. RDP Windowsリモートデスクトップを起動します。
  3. [Add Connection]を押下します。
    130506207
  4. 次の画面で各項目を設定します。
    130506201
    [Label]:接続を識別する名称を任意で入力します。
    [Host]:WHS2011のIPアドレスを入力します。
    [Port]:3389のまま変更しません。
    [Credentials]:ユーザー名にAdministrator、パスワードはWHS2011のパスワードを入力します。
  5. [Advanced]を押下し、以下の設定をします。
    130506203
    [Remote Program]:C:\Program Files\Windows Server\BIN\Dashboard.exe
    [Working Directory]:C:\Program Files\Windows Serer\BIN\
  6. 以上の設定が完了したら、戻るボタンを押下して設定を保存します。
  7. 保存した設定を押下します。
    130506204
  8. タブレットからダッシュボードが起動します。タッチ操作で設定を行うことも可能です。
    130506208
    文字入力を行う場合は、メニューボタン押下で キーボードを出すことも出来ます。また、ピンチアウト、ピンチインによる拡大/縮小などのスマホならではの操作にも対応しています。

今回はWHS2011を例にとって説明しましたが、もちろんSmall Business Server 2011 Essentials、Winodows Storage Server 2008 R2 Essentials、Windows Server 2012 Essentials でも同様の設定で利用出来ます。

未検証ですが、WIndows Server 2012 Essentialsや Small Business Server 2011 Essentials のサーバーダッシュボードには、RDP Windowsリモートデスクトップ側にDDNSアドレスを利用してRD ゲートウェイの設定を施すことで、LAN外からもアクセスできるはずですます(Android タブレット から Windows Server 2012 Essentials にリモートデスクトップで接続しよう)。(クライアントPCへのリモートデスクトップ接続は出来ないことは変りません)

WHS V1の場合は、[Rmote Program]を “C:\Program Files\Windows Home Server\HomeServerConsole.exe” に、[Working Directory]を “C:\Program Files\Windows Home Server\” に変更してください。

リモートデスクトップ接続を行った際に、キーボードが英語キーボードで認識されるのを避けるには、RDホスト側のレジストリに以下の値を設定します。

キー : HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout
名前 : IgnoreRemoteKeyboardLayout
種類 : REG_DWORD
値 : 1

  ダッシュボード自体が比較的重いので、サーバー側がAtomなどの非力なCPUだったりHDDが遅かったりするとタッチ操作でサクサクとはいきませんが、それでもPCを立ち上げて管理するよりは遙かに手軽にダッシュボードにアクセス出来て快適に使えると思います。

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