[Add-in]Windows Server 2012 R2 Essentials でRemoteApp を設定し、外出先からアプリケーションを利用する

Add-in(アドイン)

WHS2011の頃から、[Add-in]WSE RemoteApp 2012/WHS RemoteApp 2011のような記事を紹介していましたが、昨今iOS/Android、直近ではWindowsでもタブレットデバイスの流行や、各キャリアで低遅延のLTEネットワークの拡がり、Microsoft がiOSやAndoroidなどでもRemote Desktopアプリケーションをリリースするなど、タブレット+母艦 のような組み合わせでの用途が広がる環境が整ってきました。Windows Home Server は本当はこのような時代にもっと必要とされるOSだったと思うのですが、時代が早すぎたのかもしれないのと同時に、Microsoft も諦めるのが早すぎた印象があります。

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WHS2011 の場合、RemoteApp を展開するにはEULAの「機能の制限」問題がありましたが、2012 Essentialsや2012 R2 Essentials でも、インストールされていない リモートデスクトップセッションホストなどの役割を構成することにはライセンス上の問題がある可能性があります(ただ、2012 Essentialsでは本当にダメなHyper-Vなどは役割の追加すら出来ないようになっていますので、このあたりは泳ぎ幅を持たせているとも考えられます)。加えて、他のSKU向けに紹介されているRemoteAppの展開方法は、自動構成されているEssentials独自の機能を損ねる可能性もありますので、あまりお勧めしません。EULAの問題はMicrosoft 以外に回答できる人はいませんので、断言はできませんがリスクがあるということは認識しておく必要があります。

一方で、[Add-in]WSE RemoteApp 2012/WHS RemoteApp 2011で紹介したアドインは問題ないのかというとこれもまたグレーで、サーバーダッシュボードを管理用にRemoteAppとして公開している機能を上手く使い、ダッシュボード以外のアプリケーションもRemoteAppとして公開出来るようにしています。具体的にアドインをインストールした際に裏側で構成している内容(アドインの独自機能は除く)はBYU Geeks: RemoteApp with Windows Server 2012 Essentialsで紹介されている内容になります。加えて、自動構成されているEssentials独自の機能を損ねる可能性もありますので、あまりお勧めしません。

実際にRemoteAppを構成するにあたっては、上記の記事で紹介したアドイン(サーバーOS毎にバージョン・ライセンスが別れています)を利用すると、たとえば、SurfaceなどのRT端末や、Mac,iOS,Andoroidなどからの接続を可能にする設定もワンタッチでできるなど、簡単かつ高度な展開が可能です。Windows 一方で、ライセンスが$50~と比較的お高いのが悩みですが、自宅サーバー管理者がEssentialsとタブレットを組み合わせてもっと楽しく便利な自宅サーバー環境を構築するのにお勧めのアドインです。

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