記憶域プール、記憶域スペースについては何度もこのブログで触れてきましたが、今回は、OSの再インストール時に記憶域プールがどうなるのかという点について。
記憶域プールに追加した物理HDDは、ディスクの管理からも見ることが出来なくなります。
左の図のE(160GB)、F(3TB)ドライブを記憶域プールに参加させ、4TBの仮想プールを作成すると、 | |
物理ドライブE(160GB)、F(3TB)ドライブはディスクの管理からは見えなくなり、仮想プールが新たにEドライブとして見えるようになる |
これはOSの再インストール時も同じで、OSの再インストール時に記憶域プールに参加する物理HDDが接続されていたとしても、インストーラーからは認識されないため、OSのインストール先として選択することもできません。
記憶域プールに対応したOSに、記憶域プールを構成する物理HDDが接続されていると、記憶域の管理に記憶域プールが表示されます。記憶域プールを作成していた環境に、Windows Server 2012 Essentials を再インストールすると、自動的に再インストール後には元の記憶域が認識されています。
ただし、注意点があり、アクセス権限は再度設定し直す必要があります。WSEであれば、ダッシュボードから記憶域プール上のフォルダーを追加する操作を行うことで、自動的に適切なアクセス権限が設定されますので、WHS同様に「OS再インストール」、「ダッシュボードからユーザーの追加」、「ダッシュボードからフォルダーの追加/アクセス権限の設定」を行うだけで再度元通り読めるようになります。(Windows 8 やWindows Server 2012 の場合は手動でアクセス権限を設定することになります。)
コメント