コロナにより、所属先の部署では2月下旬からテレワークを推奨、東京都知事の会見を受けて3月下旬からは原則テレワークとなりました。
当初のテレワーク推奨期間は、推奨とはいいつつ強い指示ではなかったため、業務の都合や効率性を理由に出社する人も多くいましたが、都知事の会見以降はさすがに会社も原則のスタンスに切り替わり、今ではどうしてもオフィスで対応する必要のある契約書押印や相手方への発送業務などを、管理職が交代で実施しています。
自宅でのテレワークを効率よいものにするためには、環境構築が不可欠
コロナウィルスによる在宅勤務が始まる以前も、オリンピック期間中の出社を抑制すべく、テレワーク月間なども設けられ、時折在宅勤務を実施していました。そのため、これまでもテレワークを快適にするための環境構築をしていたのが、今回の長期にわたるテレワークの中で功を奏しました。その中でも、いくつか重要だったなと思うものを上げたいと思います。
デスクと椅子
自宅では、自室にデスクとオフィスチェアを用意していました。まず、これは大きかったと思います。もともと、腰があまりよくない私にとって、リビングの低いテーブルであぐらをかいての長時間デスクワークはなおさら苦痛です。
少しだけいい椅子を使うだけでも、快適性が全く違います。
自宅で私が使っているのは、HARA CHAIRです。
座面が割れているのが独特で好みが分かれるかもしれませんので、そういった方はアイリスプラザなどでもお求めやすいモデルがあります。
あと、座面にはこのようなクッションを置くのがおすすめ。これがあるとなしでは、全然違います。
デュアルディスプレイ
これがあるとなしでは大違いです。デュアルディスプレイであるという1点で、もしかするとオフィスより効率がいいかもしれません(オフィスは悲しいかなシングルディスプレイ)。
今は高解像度で狭額縁のディスプレイがお安く入手できますのでこれを2枚揃えるか、あるいは4Kの大きなディスプレイ1枚でも複数のウィンドウを並べて作業するのにとても便利です。
ディスプレイアームを使うことで、机の上を広く使えるようなりお勧めです。
Web会議/電話会議用のスピーカーマイク
おそらく在宅勤務を始めて体験するようになった多くの方が、TeamsやZoom, WebexなどのWeb会議を使うことになり、こちらの音声が相手によく聞こえなかったり、相手の環境が原因でエコーやハウリングがひどいなど、うまくいかない経験をされたことでしょう。
在宅勤務をするなら、Web会議/電話会議用のマイク・スピーカーを絶対に持っておくことをお勧めします。
おススメは、USBでPCと接続できるだけでなくBluetooth接続でスマホともつなげられる製品。電話会議だけでなく長時間の電話でのコミュニケーションでも、ハンズフリーで手を動かしながら会話ができるのは便利です。
Web会議もスマホのスピーカーで十分と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、国内メーカーを中心にエコー/ハウリングがひどく、相手から音がハウると、あ割れる、よく聞こえないといわれてしまうスマホが意外と多くあります。
私はJabra 510を自宅と会社に1台ずつ備えています。
この製品は自信を持ってお勧めできます。相手の声もスマホのスピーカーから聞こえる音とはけた違いのクオリティですし、こちらの声もクリアに相手に聞こえます。
マイクミュートボタンもありますので、オフィスの会議で使う電話会議用のスピーカーマイクと同様に、発言しない間のマイクオフもワンタッチで手軽です。
意外に活躍してくれるのはタブレット
PCで作業しながらもう一台のタブレットでWeb会議に参加という使い方も、非常に作業効率があがります。
Web会議も、自分が使い慣れたいつもと同じツールというわけにはいかず、相手から環境を指定される場合も多々あります。そういった際に、タブレットであればアプリを追加して利用するのも手軽です。
(ちょうどZoomの脆弱性が発覚しましたが、PCにいくつもWeb会議ツールをインストールするのは、個人的には抵抗も…。)
意外と、マイクで拾った音声をDSPでどう処理しているかであったり、Web会議アプリが叩くAPIに対して、高音質な音声を提供する利用する実装になっているかどうかは、メーカーによって分かれます。せっかく、DSPやデュアルマイクを搭載していても、音声がぜんぜんだめ、あるいはスピーカーから出た相手の声をマイクが拾ってしまってハウリングするスマホ、タブレットが多くあります。
ドコモのdtab d-02Kは、デュアルマイクを搭載していてこちらの音声もよく相手に聞こえますし、エコーもしっかりキャンセルされていて、ハウリングすることもありません。
長期戦を覚悟して備えをしよう
コロナウィルスとの戦いは、まだまだしばらく時間を要するというのが多くの専門家の見立てのようです。テレワーク/在宅勤務も首都圏を中心とした大都市圏ではまだしばらく続くでしょう。
また今回の新型コロナウィルスにより、ややもすると今までオリンピックに向けた一過性のモメンタムとも思っていたテレワーク・働き方改革はBCP対策として当然のこととなり、この先の世界はおそらく我々の今までの常識の見直しを迫る、新しい働き方を推進する方向に進むでしょう。
自宅で仕事をするときでも業務の効率を高められるよう、今からでも備えをしてみてはどうでしょうか。
コメント