Umbrella は昨年米国で開催されていたadd-inのアイデアコンテストの優勝者のアイデアを実際にadd-inにしたものです。そのアイデアは、家族でカレンダー、連絡先、タスク等を共有できる機能が欲しいというものでした。実は私も週アスのモニターをしたいた際に同じようにカレンダーの機能があったらいいなと思っていたので、このadd-inが公開されるのを楽しみにしています。
後ろにCTP1とついているのは、Community Technology Previewの略で、ベータ版以前の機能評価版という位置づけです。実装的には、Windows SharePoint Services(WSS)を使って、上記の機能を持つサイトを構築してくれるadd-inになります。
ダウンロードはこちらからできます。
インストールすると、WHS上にこのようなSahrePointサイトが構築されます(現在対応しているのは英語とドイツ語のみ)。
WSSについてはこのブログでも日本語版のWSSやGroupBoardのインストール方法をご紹介していますので、興味のある方は参考にしてみて下さい。
WHSを使って家族でスケジュールを共有したいという場合、このようなWebベースのサイトを構築したり、あとはOutlookのカレンダーをWHS上で公開する方法もあります。後者の方法はまた別の機会に紹介したいと思います。
コメント
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以前、WSSをWHSで動かすことは出来ないものかと同様の事を疑問に思った時にどこのサイトで読んだのか忘れましたが、
たぶん「ライセンス違反になるのでは?」的な事が書いていたのを覚えています。
WSSが無償化されているのなら問題無いのでしょうが、WHSが2003 Serverベースで且つ本物の2003 ServerにWSSが付いてくると言っても、ライセンス的にはやはり別問題なのかと理解しました。
でも、やはりWSSがWHS上で使えてWSS Webパーツのサイトなども作れると、何かと可能性も増えて面白いのですが。
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コメントありがとうございます。
ライセンス的には確かにグレーだと思っています。
2003 R2では、サーバーの役割管理からWSSをインストールできるようになっていますので。
ただ、このWindows Home Server Add-in Idea Challenge’09はMicrosoftも協賛しているイベントですので、1位になったアイデアの現実化にあたりWSSを構成するこのAdd-inの開発も当然MSは認識しているはずで、あえて目をつぶっているのかなと思っています。
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次期WHS(Codename Vail)に乗せてくるのかもしれないですね。この前、試した時には見かけなかったですが。それともPremiumとHomeみたいにEdition増やして、Premiumのみに追加とか?
WSSを無料で使えるようにして、SharePoint ServerライセンスとSharePoint Onlineの宣伝。裾野を広げて将来サブスクリプションで利益を確保。
ただ、無料のWSSでも十分に便利なんですけどね。
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将来の製品に関しては今わかることはありませんが、WSSはWindows Server 2008以降はサーバーの役割からインストールではなくなっていますから、仮にもしEULAが同様の内容だったとした場合、EULAに抵触する可能性は低くなるかもしれませんね。
(そういう意味では、2003 R2だけがWSSをサーバーの役割からインストールするようになっていて、浮いているような気がします)